イスラエルとレバノンが戦争をしている。戦争とどうして表現しないのだろうか?宣戦布告をしていないし、イスラエルはハマスと戦っているからも知れないが、実態は戦争である。イスラエルは、建国以来周辺国家あるいは今回のような特定の集団との戦いを繰り返してきた。今回も、報道はなんとなくどちらも悪いような感じでされているが、イスラエルの死者は8名であるが、レバノンの死者は160名ほどである。過去の中東戦争の死者はイスラエル1名にたいして380名である。この戦いは、均等であろうか?
イラク戦争でも同じことが言える。イラク人の死者10万人から20万人ほどと推察されているが、アメリカ人は1万人に届いてはいない。死者の数が戦争の本質を物語っている。戦争は人殺しに他ならないからである。アメリカの大統領はイラクのこともあり、イスラエルよりの発言をしている。
戦争はいかなる理由があろうとも、人殺し行為であることに変わりがない。人殺しを理念や信条にするのは人の道を外れる行為である。現在行われている、サミットも結局は利害関係から成り立っているに過ぎない。北朝鮮問題で利害を受けるのは、オブザーバーの中国だけであるから、非難決議は簡単にできたのである。