戦争は人殺しである。自らを安全な場所において為政者は、愛国心を鼓 舞する。ミサイルの先には、人がいる。その人を殺すために、ミサイルが発射される。なぜかしら、アメリカのメディアは現実的な映像を流す。イスラエルを支援するためであろうが、現実は大量のレバノン人が死亡している。国連軍にまで砲撃を加えなければならない理由がどこにあるのだろう。
喧嘩はどこにでもあることではある。行き詰まりがあるようだとそれは強 者が退くことが最も解決につながる。イスラエルに殺され家を破壊された人々が、ヒズボラがいたからこんなことになったとは誰も思わない。イスラエルに対する、新たな反逆者を生産するだけである。
戦争に大儀は必ずあるが、その大儀が人を救うことなどないのである。自らの利権以外のものは救うことなどないのである。