日本は来年度の原子力計画の中から、プルトニウムの利用を削除した。これは違法行為である。プルトニウムは極めて毒性が強く、最も危険性の高い放射性物質である。
又、電力会社のサイトにも「プルトニウムは核兵器の材料にもなる物質です。した
がって、日本はプルトニウム量を毎年公表するなど、透明性の確保に努めるとともに、利用目的のない余分なプルトニウムを持たないことを国際的に公約しています。プルサーマルによるプルトニウムの平和利用は、世界への約束を守ることにもなります 」と記載されています。(関西電力ホームページから)
残念ながらというべきか初めから解っていたことであるが、日本のプルトニウム再利用計画は、破たんしている。計画が立たなくなったのは、遅きに失した感はあるが、当然のことである。公式に認め、プルトニウムを廃棄計画に切り替えるべきである。
使用目的を持たないまま、プルトニウムを保管することが違法なのである。電力会社も認識している。定期的な、IAEAの査察はどうするののであろうか?フランスから、わざわざ持ち込んできたプルトニウムもある。
電力会社は、反原発の風がおさまるのを待っているのであろう。もう少し我慢すれば、物忘れの激しくやさしい日本人は仕方ないと思い始めるであろう。安倍首相もそれを狙っている。民主党政権の時にも、大間原発の建設工事は認めるといった、脈絡のない決定を枝野がやっている。
もんじゅには3兆円もつぎ込んでいる。福島原発事故でも、当初東電は、プルトニウムは数メートルしか飛ばない、重い放射性物質であると説明していた。実際は10キロ先でも確認されている。
草野仁や滝川クリステルなどは、知ったかぶりした説明をしていた。夢のエネルギーだと、図解していた。プルトニウム再利用計画(プルサーマル)は画餅に終わった。電力会社や御用科学者たちやタレントたちに、今度は破たんしているプルサーマル計画を説明させるべきである。
目的を明確にできない、プルトニウムを保持することは違法である。国際的に認められるものではない。なのに、再稼働を模索する自民党のお歴々である。