そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

トヨタ大儲け、アベノミクス様さまSama

2014-02-07 | 政治と金

トヨタ自動車は、2014年3月期の業績予想を上方修正し、本業のもうけを示す営業利益が従来予想を大きく上回り、2兆4千億円になると発表した。リーマン・ショック前の08年に記録した過去最高の2兆3千億円を上回り、最高益を更新する見込みである。なんと前年比、81.7%とPhotoいう驚異的な数字である。
円安による輸出採算の好転で、為替差益で大幅に利益をあげた。販売実績も好調で15.6%伸びて、GMを抜いて世界のトップに返り咲いた。1円の円安で400億円の利益が上がる見込みであるが、少なくとも円安で1兆円ほどの利益を上げたことになる。アベノミクス様々である。安倍政権に足を向けて寝られない。
アベノミクスの経済効果は、実体のないままとりあえず輸出産業の業績を上げさせたことにはなる。実態がないというのは、為替変動でいつでも戻るということで、それを支えているのが異常な株高である。
その他のおもな、大手の輸出企業は1兆円以上の収益を上げている。これら特定の企業の社員の給与には反映されているようではあるが、関連会社や下請けまでは行き届いていないのが、実態であろう。
トヨタのように驚異的に好調な産業だけが儲かり、格差が一層広がっているといえる。
実体経済あるいは消費者、一般国民の感覚とは程遠いものである。投資家と輸出企業ばかりが収益を上げ、実体経済の伸びはなくそれを、デフレ脱却と呼ぶならやがて張子の虎の経済は暴露されるであろう。
株高を支える海外の投資家たちが、それを見限る日も近いと思われる。その時、円高に一変してアベノミックスの終焉となる。

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