そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍政権にすり寄るみんなの党と維新の会

2014-02-03 | 政治と金

国会質問が八百長のように思えてならない。民主党は、秘密保護法の追及に迫力がない。一旦必要だと認めたうえで、もっといい方法があるとか、部分的で子細なことを質問しているに過ぎない。政府の姿Photo勢を正しているのでもなければ、この法律の持つ恐ろしさ、権力者の都合よさを追求するでもない。
もっとひどいのは、みんなの党と日本維新の会である。維新の会など、靖国によくぞ行ってくれたと褒めあげてからの質問である。女性の議員に至っては、慰安婦問題を取り上げて、河野談話の本人を呼んで来いとまで発言している。
みんなの党もほとんど変わらない。憲法問題でも、靖国問題でも慰安婦問題でも、安倍政権よりもっと右翼的発言を繰り返している。この二つの党は、現在行き詰っている。そこで、支持率の高い安倍政権に、擦り寄ろうとしているのである。
みんなの党は、渡辺代表とともに歩んできた江田幹事長が、野党再編を巡って出て行ってしまった。ほとんどが新人議員で比例で出てきている。ご立腹の代表は議席を置いて出て行けと、泣きわめいている。渡辺の主張が正しい。
日本維新の会は、創設者の橋下が大阪から出てこない。大阪以外では伸びない。近頃勢いがなくなってきた。
橋下が焦っているのが良く解る。大阪都構想を巡って、都構想とは全く関係ない大阪市長選挙をやるというのである。全く無謀で我儘な男である。公明党に悪罵を投げつけてもいる。
今は与党にいる、公明党は気が気ではない。靖国や憲法に関しては、明らかにみんなや維新の方が、安倍に近い。早ければ今年中に、袂を分かつのではないか。
政界再編は、起きる度に自民党が大きくなる。一旦押されても、程なくそれ以上の大きさに肥大化して、自民党政権は続いている。今回は、みんなの党と維新の会が、政権に入りたい「健全野党」と呼ばれてご機嫌になって、それを後押しすることになる。

コメント (2)
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