そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三は村山談話を正しく継承せよ

2014-02-13 | 政治と金

村山富市元首相が、韓国を訪問して韓国首相などとの会談を行っている。村山元首相は在任時代に、日本の植民地支配を謝罪した1995年の、いわゆる『村山談話』は、その後歴代内閣に継承されている。安倍内閣も例外ではないと発言した。Photo
村山氏は、「正しい歴史認識で初めて、両国関係のみらいもある」と述べた。旧日本軍の慰安婦だった女性たちを訪れ、励ましの言葉をかけた。
安倍首相が慰安婦問題など存在しないし、連行も強制もなかったと発言し、事実上の村山談話の否定を国会で繰り返していることに対して、くぎを刺す発言をしている。
日本人にとっては、こうした暗部の出来事はなかったことにしたい意向が働いていることを巧みに利用して、自説を公の場で述べている安倍首相である。
暮れの靖国神社参拝以後の、右翼的発言や行動は良い層過激なものなっている。さらに、東京知事選挙の勝利もあってか、極めて強気の発言場や行動が目立つ。
建国記念の日に古色蒼然とした時代錯誤のコメントを、首相として初めて出した。教育委員会の責任を自治体の長を責任者に据えて、政治的中立を反故にした。対立候補をクズと言ったNHK経営委員の発言を、私だって言われていると擁護した。不穏当な発言行動は恒常化している。
隣諸国を刺激することによって、反発する行動を引き出し、集団的自衛権の必要性を訴えるように思えてならない。
一方的に揺さぶりをかけて、話し合いの扉はあいているはないだろう。正常な国際感覚であれば、こうした刺激的な行動は慎むことになるであろうが、阿部には全くその気がない。
新たな時代を造る意思がなく、時代を100年ほど戻して、日本の優位を誇示したいとしか思えない。21世紀は対立の時代から脱却して、相互に認め合い国境の壁を低くなければならない世紀である。
そうした理念が安倍には全く欠落していると言える。

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