そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

東京は原発再稼働を選択した

2014-02-10 | 政治と金

舛添要一が東京都知事選挙に、圧倒的大差で勝利した。宇都宮と細川両氏のダブルスコアーである。結果として東京は、原発再稼働を選択した。Photo
舛添は『再稼働』なる、不都合な言葉を使ってはいないが、安倍政権は脱原発の二人を圧倒的大差で勝利したことで、原発再稼働へ弾みを付けることになる。事実、今日の予算委員会で、安倍首相は再稼働を視野に入れた検討をする段階であると言いきっている。背景に、都知事選の勝利があることははっきりしている。

権力のポチになったNHK
本日(10日)のNHKのクローズアップ現代は、都知事選に勝利した舛添を招いて、Photo_2好き放題のいことを喋らせていた。かなり異例のことと言える。
番組は、全く原発のことには触れなかった。舛添の得意分野の福祉について、自説を滔々としゃべらせている。NHKはすっかり権力者のポチに成り下がった感がある。
舛添は、3年間の厚労大臣時代の知識に終始して、具体的な都政については述べているとは思えない。当然であるが、まだ選ばれただけである。
当然勝者のインタビューはあっても良いだろうが、選挙の争点となったこと、とりわけ脱原発については、触れもしなかったのは、公共放送として、どう考えても納得いかない。
選挙全般についても同様である。政治と金の問題や投票行動や投票率などは、もはやNHKには眼中にないのであろう。そして、東京電力の原発再稼働は、粛々と進められることになるのであろう。

東京都民の選択は、安倍内閣を勢いづかせ、経済対策や原発再稼働や辺野古基地建設そして憲法改変へと走らせることになる。安倍政権の中間選挙とまで位置付けていた野党であるが、逆に政権に免罪符を与えたことになった。
今後の一連の政権の動きに対する、NHKの報道スタンスは注目してゆかなければならない。

コメント (1)
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