国民の80%が反対すことに目も向けず、政権与党内で開催に異議を唱えるか、少なくとも検討すらも行われていない。五輪開催に向けて一直線であるかに見える。IOCの貴族のお偉方もご満足のことであろう。
JOCは都内の四つの高級ホテルを借り切っている。最高額は一泊300万であるそうな。IOC貴族の方への「お・も・て・な・し」であるが、彼らの負担はない。国賓級は一人4000千万円かかるとのことである。なんでも彼らの日本宿泊のために、43億円準備されている。
新自由主義の権化で小泉純一郎に招かれて入閣し、規制改革と称して派遣社員を増やし雇用不安と低賃金をこの国に定着させたのが竹中平蔵である。この竹中平蔵は、パソナと言う派遣会社を立ち上げ、主に行政の仕事を優先的にとってきた。
そのパソナの五輪の現場ディレクターなお日当がすごい。35万円であることを、丸山オリ・パラ大臣が認めた。35万円は日当である。日当であるから一日で35万円である。40日間払われることになっている。
何よりも日本の場合、電通という組織が報道の全てを握っている。いくらになるかわからないが、膨大な利益を売ることになる。
こうした人物たちが蠢いて、五輪開催に正常な判断を狂わせる。元々狂っているともいえるが、五輪が利権の塊になって、競技者は単なる客寄せにしかすぎなくなっている。コロナ禍の五輪開催は、五輪憲章にも反し平和の祭典とは程遠いものになる。
こうした五輪の不浄を見届けたいと思う。