福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

福岡ゲストハウス

2007年04月03日 | 【日常の韓国】

先日、家族といっしょに福岡市の能古島まで遊びに行ってきた。
その時、車の運転途中におもしろいものを発見し、写真に
収めてきた。

「ヲタク」にとっておもしろいものとは、当然、日韓関係にまつわる
ものだ。

車を運転していた「ヲタク」の目が、何気なく通り過ぎていた国道
沿いの雑居ビルに「ハングル」を発見したのだ。

一般的には全く大した発見ではない。

場所は福岡市東区の国道3号線沿い。2度目か3度目、同じ道を
通った時、車をわき道に止め写真を撮った。



家族はあきれていたが、半分はあきらめているので大した不平も
言わず、「ヲタク」が携帯電話で写真を撮る間、車の中でおとなしく
待ってくれていた。



「ヲタク」の目に飛び込んだハングルとは、「ようこそ 후쿠오카
게스트하우스(フクオカ ゲストハウス)
」なる地味な(?)看板
だった。

すでに福岡市内にいくつか存在しているという韓国人旅行者
向けの格安の簡易宿泊施設だ。



このゲストハウスの場合、ビルの3階を丸々借り切って宿泊施設と
して利用していた。



さすがに、階段を3階まで昇ることはしなかった。この写真は、
階段の昇り口に貼ってあった案内板である。

ちなみにゲストハウスのホームページを覗いてみると、部屋は
4人の相部屋で宿泊費は現在、1泊1人あたり15000~20000
ウォン(約2000円~2500円)となっている。

実はそんなに安くはないのである。


△「福岡ゲストハウス」のHPより

(終わり)


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日本文化開放日誌

2007年04月03日 |  〇文化・歴史

最近、韓国メディアでは韓国の「日流」(日本文化ブーム)を論じる
ことが静かなブームになっているようだ。

4月に入って京郷新聞もこの話題を取り上げていた。

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■ 한류의 모국 ‘日流 가랑비’에 젖다…日소설 인기 등
韓流の母国、日流が静かな流行...日本の小説ブーム等
(京郷新聞 4月1日)

“한국에서 일류(日流)는 ‘일상의 일부’가 됐다.” 일본 유력
언론이 진단한 한국내 일류 현상이다. 아사히 신문은 지난달
31일 ‘한류(韓流) 모국, 일류(日流) 선풍’이라는 제목으로
한국내 일본문화 현상을 점검하는 특집 기사를 실었다.
「韓国で日流(日本ブーム)は『日常の一部』になっている」。
日本の朝日新聞は、韓国での日流現象をこう表現した。朝日
新聞は、3月31日付けで報じた「韓流の母国で日流旋風」と
いう見出しの特集記事で韓国の日本文化ブームを紹介した。

신문은 “일본내 한류가 ‘겨울연가’로 격류를 탔다면, 한국에서
일류는 (한국인들이) 알지 못하는 사이에 침투해 ‘일상의
일부’가 되고 있다”며 “과거 왜색(倭色)으로 반감을 샀던
분위기는 어디에서도 찾아볼 수 없다”고 전했다.
記事は「日本国内の韓流が『冬のソナタ』をきっかけに大ブレイク
したとするなら、韓国の日流は韓国人がそれとは意識しない間に
静かに浸透し『日常の一部』になっている。過去、日本文化が
『倭色』文化として社会的反発を呼んだ頃の雰囲気はどこにも
見当たらない」と伝えた。

- 以下省略 -

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日本の韓国発外信報道を韓国国内に紹介する記事だ。

内容自体に特別目新しさは感じなかったが、韓国の日本文化
開放の歴史を簡単に整理した図表には少なからず関心を
惹かれてしまった。

図表を記録するとともに、年表を翻訳練習し記録しておく。

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日本の大衆文化開放日誌

▶1次開放(1998年10月)
 国際映画祭で入賞した日本の映画、アニメなどを段階的に開放。
 韓日共同制作も可能に。

▶2次開放(1999年9月)
 開放対象の日本映画の範囲を拡大。2000席以下の室内会場
 での日本歌謡の公演を許容。

▶3次開放(2000年6月)
 国際映画祭で入賞した劇場用日本アニメ全面開放。日本歌謡の
 公演全面開放。

▶4次開放(2003年9月)
 開放対象の日本映画の範囲を拡大。日本語の歌詞の付いた
 レコードやCDなど全面開放。

▶4次開放追加分(2003年12月)
 教育関連映画、韓日共同制作のドラマ、地上波テレビ放送許容。

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「ヲタク」がこの年表を見ながらあらためて再確認させられたことは、
1998年、韓国が公式に日本の大衆文化開放に踏み出してから、
まだ10年も経っていないということだ。

インターネット上ではアダルトもの以外、これといって統制されて
いない日本の大衆文化だが、地上波のテレビやラジオといった
メディアでは、日本文化の開放問題は今なお「現在進行中」なのだ。

また、日本文化の公式開放に先鞭をつけた金大中元大統領の
業績の大きさについても思いを馳せざるを得ない。

日韓関係の「正常化」に向けた彼の決断は、まさに歴史的な
決断であった。日韓関係史において特筆され続けるに違いない。

(終わり)


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