昨日、地図上で韓国の大統領官邸(青瓦台)の位置を確認しようとして、
今更ながらに驚いた。
△Google地図
2016年11月現在、韓国のNAVERやDaumが提供するネット地図は
もちろん、Google地図(地図データは韓国SK telecom提供)にも
韓国の大統領官邸は掲載されていない。
別の言い方をすれば、あるものがないことになっている。
△Daum地図(衛星写真)
Daum地図やNAVER地図の衛星写真に至っては、大統領官邸を
消すための加工まで加えてある。
何らかの法律が適用された結果なのだろうか?あるいはこれが
韓国政府の方針なのか?
それにしても、一般国民向けの地図や衛星写真上で大統領官邸を
機密扱いすることで得られる韓国のメリットとは何なのだろう。
△Google Earthより
一方、Google Earthや中国のbaidu(百度)地図などは、大統領官邸の
様子をありのままに伝えている。
△中国百度地図より
現状、韓国人は、少なくともネット上では、外国の地図を見なければ
自国の大統領官邸の場所さえ確認できない。
あまりにも非合理かつ不可解な現代韓国的現象ではないか。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
百度地図(2014年5月)で延吉市の街の様子を見ていると、公教育
以外の教育機関である学習塾(「培訓学校」「培訓院」など)も、
けっこう目につく。
延吉、あるいは朝鮮族の教育熱の高さがうかがわれる場面である。
△延吉の塾の送迎バスには「英語 作文 口才 奥数 宿題」の文字が
ところで、そうした延吉の学習塾で教えられている科目の中で、
特に「ヲタク」の関心を引いたのが、日本では全く一般的ではない
「口才」と「奥数」の2科目。
△延吉の「口才」専門学習塾
まず、「口才」だが、これは、韓国の学習塾では一般的な「웅변(雄弁)」と
似た科目と見てよさそうだ。
△ソウル永登浦区の雄弁・暗算学習塾(Daum地図より)
つまり、子どものころから人前できちっと自分の意見が言えるように
訓練する「発表・スピーチ」のような科目だ。
もう一つの「奥数」は、ちょっと曲者(くせもの)だ。
これは、日本でも韓国でも全く一般的ではない。
延吉市内のアパートの壁に貼ってあった2か国語の広告では、「奥数」
(中国語のまま)に「올림픽수학(オリンピック数学)」という朝鮮語を
あてていた。
△延吉市内のあるアパートの壁に貼ってあった広告より
つまり、「奥数」とは「奥林匹克(オリンピック)数学」の略語だった
のだ。
そして、ここでいう「オリンピック数学」とは、「数学オリンピック
対策用の数学」ということになる。
数学オリンピックは、もともと旧共産圏で生まれた国際コンクールだが、
どうやら中国では、一般の学校数学とは別に、この大会へ参加し好成績を
収めるための数学教育を国家的次元で推進しているようだ。
数学オリンピックで中国が強い理由は、この辺にもありそうだ。
(終わり)
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