家で中高生新聞(週刊)をとっている「ヲタク」の知人が、6月15日付の
新聞をくれた。
理由は、表紙を飾った米朝首脳会談(6月12日)の写真。
「ヲタク」が韓国オタクであることを知っている知人が、記念に、と
わざわざ持ってきてくれたのだ。
発行元が自民党応援団のような新聞社であることに加え、会談に水を
差すような内容の記事を読み、しばらく当ブログへの掲載を迷って
いたが、結局、公開することにした。
この週末、米朝首脳会談の報道写真を見ながら、あらためて朝鮮半島の
緊張緩和や米朝国交正常化を強く祈念した「ヲタク」であった。
いつの日にか、釜山発の国際列車に乗って、平壌はもちろん、中国の
大連やロシアのウラジオストクまで自由に旅行できるようになることを、
「ヲタク」は本気で夢見ている。
(終わり)
■날,보러와요 「消された女」 2016年 〇〇〇--
(311)
2016年、100万を超える観客を動員し、興行的には一定の成功を
収めたスリラー映画。
△清楚なイメージのカン・イェウォン
主人公を演じたカン・イェウォン目当てで見た。
この映画ほど、彼女の迫力ある演技や様々な表情を見れる映画は
ないかもしれない。
△呆然とするカン・イェウォン
主人公の義父は、幼い義理の娘に性的な虐待を加えた悪徳警察署長。
その上、義父は、母親を癒着関係にある悪徳精神病院に強制入院させ、
死亡させた上、母親の財産の横取りをたくらんでいた。
主人公は、命がけで母親を病院から救い出そうとするが、病院が火事に
なり、結局、母親は院長らの道ずれにされ、死んでしまう。
△激しく自己主張するカン・イェウォン
主人公は復讐のため義理の父親を射殺し、殺人容疑で逮捕される。
しかし、調査報道で名高いTVプロデューサーの男を騙(だま)し、
義父の死亡の真相が自殺であることを示唆するような番組を作らせ、
世論を味方につけた。
△何かをたくらむカン・イェウォン
殺人容疑が問われた彼女の裁判の判決は無罪。
この映画でカン・イェウォンが演じた女性は、同情できる部分は
大いにあるとは言え、非常にしたたかでずる賢い女だった。
△冷たい表情のカン・イェウォン
細かく見れば、物語の展開につじつまが合わない部分が散見され、
決して完成度の高い作品とは言えないが、総じてなかなか見ごたえの
ある映画だった。
(終わり)