この夏のプサン訪問では、「ヲタク」単独で初めて妻の姪家族と
会食することにした。
「ヲタク」は、元来、人間好きな方ではあるが、正直、人付き合いは
苦手なので、これまで、妻の親戚とも限られた場面を除き、単独での
付き合いはしてこなかった。
しかし、今回は、妻も強力にプッシュしてきたので、プサンで妻の
姪家族と会うことにした。
妻の姪は、海雲台から引っ越し、現在、西面の高層アパートに
暮らしている。
彼女は、妻の姉の娘で、年の頃は30代の前半。
その昔、「ヲタク」の妻の初産(ういざん)前後の養生のため、妻の
姉が「ヲタク」の家に3か月ほど滞在し、妻の世話をしてくれたことが
あった。
その時、小学校入学前の姪もいっしょに「ヲタク」の家で過ごした。
電話に興味を持った彼女に、「もしもし、ちょっとまってください」の
日本語を教え込み、毎回、彼女が受話器をとっていたことが、懐かしく
思い出される。
また、彼女が子どもの頃、大分や山口のキャンプ場に、4、5回は
連れて行ったはずだ。山口の海水浴場では、「ヲタク」の子ども
たちといっしょに浮き輪で遊んでいて、危うく離岸流にさらわれ
そうになるなど、肝を冷やした出来事もあった。
△妻の姪っ子の夫と子ども(カカオトークより)
彼女の夫は30代後半で、プサンの大手造船会社に務めている。
プサンでの会食は、韓牛の焼き肉を予定しているが、お金は
姪家族が出してくれるのだそうだ。
△カカオトークのやりとりより
中高年男の体面もあり、少し迷ったが、今回については姪家族に
甘えるつもりでいる。
なお、「ヲタク」は、姪っ子から「イモブ(母親の姉妹の夫)」と
呼ばれている。
(終わり)
■남과 여 「男と女」 2016年 〇〇---
(314)
2015年に制作されたラブロマンス。
プサン駅が登場する映画ということで見てみた。
内容は、単なるラブロマンスというより、お互いに家庭を持つ男女の
恋、つまり不倫である。
建築家の男性とファッション業界に身を置く女性が、フィンランドで
出会い、ソウルで逢瀬(おうせ)を重ね、フィンランドで別れるまでの
苦しくも情熱的な恋の軌跡を描いた。
いわゆる修羅場や破滅はない。
△プサン駅東口の展望デッキを訪れた2人(映画より)
途中、2人の逢引(あいびき)シーンとして、一瞬ではあるが、プサン駅
東口の展望デッキが登場。
△プサン駅東口展望デッキを歩く2人(映画より)
いくら外国(フィンランド)とは言え、「(たばこの)火、貸して
もらえます?」(女性)の一言から、その日の内にお互いの名前も
知らないまま体の関係を持った2人に、始終、感情移入できなかった
「ヲタク」が、唯一、興奮したシーンだった。
△プサン駅東口展望デッキ(2016年7月「ヲタク」撮影/関連ブログ記事)
このデッキは、「ヲタク」が、写真の撮影スポットとして目をつけて
いる場所だ。
この夏のプサン訪問でも、「ヲタク」はプサン到着後ほどなくして、
このデッキを歩くはずだ。
もちろん、1人で。