新編集版、最終話を見てから、遡る感じで見直していたのだけど、やっぱり、この18話は、凄いな。
完全に、スバルとレムの二人芝居なのだけど。
最初に見た時もすごいと思ったけど、その前の17話までがあまりにも陰惨でもう一度見たいと思わなかったので、ずっと放っておいたのだけど、いや、まぁ、ほんと、すごいや。
なんていうか、ホント、二人芝居だものね。
もちろん、この二人のやりとりについては、最後に彼ら自身が口にしているように、スバルに告白したレムがその場で拒否られたにもかかわらず、そのレムの気持ちを利用して、スバルが、彼の想い人であるエミリアを救うのに手を貸してくれ、とレムにお願いする、という、もうとんでもなく鬼畜なやりとりなのだけど。
ただ、そのスバルの「都合のいい」願いを、このレムは躊躇せず、むしろ喜んで受け入れてしまう、という。
まぁ、ほんとにすごい。
ただ、改めて一歩引いたところから見ると、こんな主人公にとってウルトラ都合のいいヒロインが現れるから「なろう」って受けてるんだろうなぁと思う。
だって、あのレムって、いわば『エヴァンゲリオン』の綾波でしょ?
絶対的に主人公を抱擁して話さないという、母のポジションをとることで、完全にマウントするのだから。
でも、だからこそ、レムって、この直後の白鯨戦での勝利を境に、本編から事実上、退場させられたのだな、とよくわかった。
いや、このレム、あまりにもスバルにとって都合良すぎるから。
というか、読者、というか、オタクの願望がダダ漏れすぎていて、気持ち悪いくらいのレベルに達しているから。
まぁ、だからこそ、レムは綾波レイなのだけど。
多分、あのままレムをスバルの横においたままだったら、スバルは碇シンジくんと同じく、成長のできない袋小路にハマってしまうからだったんだろうな。
実際、レムが眠り姫になって以来、スバルには、エミリアを王にするという目標以上に、レムの眠りを覚ます、というか、そのためにレムの記憶を取り戻すための術を探る、そのために大罪司教たちを倒す、という大きな目標ができたから。
実際、レムの復活こそが、4章以降のリゼロの大きな目標になっているでしょ。
ポイントは、レムの復活、という目標が、スバルだけでなく、エミリアを含めたスバルの周りにあつまった仲間に共通の目標となっていくから。
その後の物語の駆動要因になってしまっている。
その意味では、レムは、スバルに呪いをかけただけでなく、リゼロという物語自体にも呪いをかけてしまったわけで。
それもこれも、この『ゼロから』のレムがスバルに対して示した、圧倒的で無条件の包容力のなせるわざだったということ。
何気なくこの回を見直してしまって気づいてしまったのがこれだった。
だって、スバルは、レムが眠り姫になって以降、一応、自分自身に戦う術を持つようにする一方で、仲間たちのパーティとしての戦闘力の向上にも努めているのだもの。
あのスバルの頑張りは、でも、横にレムがいたら、絶対なされていないよね。
少なくともあの密度では。
ということで、レムは、リゼロの物語の扇の要であることがわかってしまったのだった。
だって、6章とか、もはやエミリアですら、スバルチームの戦闘員の一人でしかなくなっているからねぇ。
それくらいのレムの存在感が増してしまった、ということで。
裏返すと、レムの復活は、物語的には、終盤の始まりになるってことだよね。
なぜなら、もはやレムが復活してもスバルが依存しないでもすむくらい、スバルが成長している、ということを物語が保証している、ということだから。
つまり、カンストした能力を使って、リゼロ世界の本当の謎、死に戻りの謎、ステラの謎に、迫っていく、ということだと思うので。
実際、スバルは、あの白鯨戦の後から、ペテルギウスの見えざる手をはじめとして、大罪司教の能力をどんどん奪っていくわけだから。
完全にチート。
ということで、作者にはぼちぼち6章を完結させてほしいなw
完全に、スバルとレムの二人芝居なのだけど。
最初に見た時もすごいと思ったけど、その前の17話までがあまりにも陰惨でもう一度見たいと思わなかったので、ずっと放っておいたのだけど、いや、まぁ、ほんと、すごいや。
なんていうか、ホント、二人芝居だものね。
もちろん、この二人のやりとりについては、最後に彼ら自身が口にしているように、スバルに告白したレムがその場で拒否られたにもかかわらず、そのレムの気持ちを利用して、スバルが、彼の想い人であるエミリアを救うのに手を貸してくれ、とレムにお願いする、という、もうとんでもなく鬼畜なやりとりなのだけど。
ただ、そのスバルの「都合のいい」願いを、このレムは躊躇せず、むしろ喜んで受け入れてしまう、という。
まぁ、ほんとにすごい。
ただ、改めて一歩引いたところから見ると、こんな主人公にとってウルトラ都合のいいヒロインが現れるから「なろう」って受けてるんだろうなぁと思う。
だって、あのレムって、いわば『エヴァンゲリオン』の綾波でしょ?
絶対的に主人公を抱擁して話さないという、母のポジションをとることで、完全にマウントするのだから。
でも、だからこそ、レムって、この直後の白鯨戦での勝利を境に、本編から事実上、退場させられたのだな、とよくわかった。
いや、このレム、あまりにもスバルにとって都合良すぎるから。
というか、読者、というか、オタクの願望がダダ漏れすぎていて、気持ち悪いくらいのレベルに達しているから。
まぁ、だからこそ、レムは綾波レイなのだけど。
多分、あのままレムをスバルの横においたままだったら、スバルは碇シンジくんと同じく、成長のできない袋小路にハマってしまうからだったんだろうな。
実際、レムが眠り姫になって以来、スバルには、エミリアを王にするという目標以上に、レムの眠りを覚ます、というか、そのためにレムの記憶を取り戻すための術を探る、そのために大罪司教たちを倒す、という大きな目標ができたから。
実際、レムの復活こそが、4章以降のリゼロの大きな目標になっているでしょ。
ポイントは、レムの復活、という目標が、スバルだけでなく、エミリアを含めたスバルの周りにあつまった仲間に共通の目標となっていくから。
その後の物語の駆動要因になってしまっている。
その意味では、レムは、スバルに呪いをかけただけでなく、リゼロという物語自体にも呪いをかけてしまったわけで。
それもこれも、この『ゼロから』のレムがスバルに対して示した、圧倒的で無条件の包容力のなせるわざだったということ。
何気なくこの回を見直してしまって気づいてしまったのがこれだった。
だって、スバルは、レムが眠り姫になって以降、一応、自分自身に戦う術を持つようにする一方で、仲間たちのパーティとしての戦闘力の向上にも努めているのだもの。
あのスバルの頑張りは、でも、横にレムがいたら、絶対なされていないよね。
少なくともあの密度では。
ということで、レムは、リゼロの物語の扇の要であることがわかってしまったのだった。
だって、6章とか、もはやエミリアですら、スバルチームの戦闘員の一人でしかなくなっているからねぇ。
それくらいのレムの存在感が増してしまった、ということで。
裏返すと、レムの復活は、物語的には、終盤の始まりになるってことだよね。
なぜなら、もはやレムが復活してもスバルが依存しないでもすむくらい、スバルが成長している、ということを物語が保証している、ということだから。
つまり、カンストした能力を使って、リゼロ世界の本当の謎、死に戻りの謎、ステラの謎に、迫っていく、ということだと思うので。
実際、スバルは、あの白鯨戦の後から、ペテルギウスの見えざる手をはじめとして、大罪司教の能力をどんどん奪っていくわけだから。
完全にチート。
ということで、作者にはぼちぼち6章を完結させてほしいなw