BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第53話 『完全なる合体』 感想: 一体クレアは記憶を失う前に何をしでかしていたのだろう?

2020-04-27 17:13:09 | グレイプニル
いや、53話の内容だけで言えば、単純に千尋の発言から、失った記憶を修一が求めて、改めて千尋に自分の着ぐるみの中に入ってくれ、と頼んだことに尽きるのだけど。

もっとも実際には、なぜか、千尋の代わりに勇が名乗りを上げて着ぐるみの修一の中に入る、という、まぁ、この物語の描写からすれば、ホモどうしの性行為を思わせるような、しかしちょっと滑稽な描写で終わっているのだけど。

でも、改めて物語全体の流れでいえば、修一と、そしてクレアが失われた記憶の中でそれぞれ何をしていたのか?ということで。

記憶を失う前の二人は、別行動を取っていたことを考えると、普通に考えれば、記憶を取り戻すことで、修一とクレアの間に決定的な溝が生じ、その結果、離別する、というのが、よくあるパタンだよね。

実際、そうなりそうな気もする。

というのも、海斗がクレアにぶちまけた「お前がすべてを壊した」という言葉からすれば、クレアが、いまある海斗の不幸の元凶だ、ということになるのだけど。

でも、だとすると、これも普通に考えれば、クレアが愛子の自殺に関わっている、ということになりそうなのだけど。。。

だって、今の不幸の発端は、

最初にとにかく愛子が自殺をし、

その愛子の自殺を知ったほのかが、宇宙人の力で死んだ愛子になりすましていたところを、

その(ほのかがなりすました)愛子と付き合っていた直人がおかしさに気づき、

その直人の疑問を聞いた海斗が調査に乗り出した結果、たしかにほのかが愛子に成り代わっていることに気づき、

その上で、愛子になりすますためにほのかが自分の意志で愛子を殺したと考えた海斗が、愛子になりすましたほのかを自分の手で殺したのだけど、

その後、宇宙人から、実は愛子の死因は自殺であって、ほのかが殺したわけではなく、

ただ、ほのかは、自分の不幸な現状から抜け出すために、皆から愛されていた「愛子」の場所を占めたいと思っていただけのことだったわけで、

その事実に驚愕した海斗は、コインを100枚集めて、死者を生き返らせる「転生」の能力を得て、

その力で、ほのかを生き返らせたのだけど、

しかし、生き返ったほのかは、記憶のない化け物として蘇ってしまい、

記憶を失う前の修一はエレナとともに、化け物となったほのかを止めようとしたのだけど、

どうやらその過程で甚大な危機に陥り、エレナは修一の記憶を奪って?修一を戦線から離脱させ、

修一の代わりに、同じきぐるみの能力を(海斗への復讐?憎しみ?をもつ)直人に付与させて、ともに海斗とほのかの化け物コンビの討伐に向かうことになった・・・

・・・という流れのはずなんだよね。

つまり、基本的に、現在の物語の幹は、「海斗&ほのか vs エレナ&直人」という2陣営の闘いになっていて、その間を、第3勢力として修一&クレアが関わる、という形になっている。

もっとも、この一種の三つ巴の状況があるからこそ、『あの花』的な幼馴染の内輪もめ、という閉塞感を覚えてしまうわけだけど。

ただ、そんな「はじまりの6人」の争いのはずであるにもかかわらず、海斗はクレアが全ての元凶と言い切っているわけで。。。

つまり、不幸の連鎖の「最初の一撃」を与えたのがクレア、ということだよね。

ただ、そこで改めて気になるのが、この物語が「はじまりの6人」の内輪もめの話だという基本構造。

で、海斗の話からすれば、クレアはきっと愛子の死に関わっている。

そして、クレアはなぜか、記憶を奪われている。


いや、何が言いたいかと言うと、クレアって、もしかして「愛子の蘇り」なり「転生」なんじゃないの?ってこと。

あるいは、愛子が、ほのかがそうしたように、クレアの身体を奪おうとしたのかもしれない、ということ。

だから、もっと直接的に言えば、クレアは愛子である、ということ。

そういう意味では、クレアの記憶を消したのは、必ずしもエレナとは限らないのかもしれない。


なんで、こんなことを思ったかというと、まさにアニメの第4話の「変身願望」の説明に触発されたから。

つまり、宇宙人の世界では、魂と身体を完全に分離することできて、極論すれば、魂は身体をいくつも乗り換えることができるということ。

まさに着ぐるみのように。

だとすれば、クレアはさておき、愛子にそのような意志がなかったとか、愛子は宇宙人とは接触していなかったから、という記述はどこにもまだないんだよね。

で、その手の隠されたエピソードが、修一の記憶を取り戻す過程で明らかになってくるんじゃないかな、と。

もしかしたら、修一は、真相を全部、知って、完全に絶望して、エレナに自分の記憶を消してくれ、と懇願したのかもしれない。

あるいは、自殺しようとした修一を楽にしてあげるために、エレナがそう動いたのかもしれない。

ともあれ、修一の記憶の中に、真相に至るカギがあり、その情報は多分、クレアがどう、この「なかよし6人組」の悲劇の引き金になってしまったかを示すものになると思うのだよね。


ということで、まずは54話以降描かれる、修一の記憶のサルベージに期待。

結構、エグい過去が待っているように思うのだよね。。。

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ぼくたちは勉強ができない 第156話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編⑥』 感想:ホントに関城ルートになったのだけど、これでいいの?

2020-04-27 16:10:37 | ぼく勉
マジで、関城ルートなんですけど。

それで理珠はいいの?ってくらい、あれれ?なんだけど。

こうなってくると、この理珠編タイトルの「[x]=機械仕掛けの親指姫編」ですら、意味不明なタイトルになってきているのだけど。

成幸と協力して、関城を不幸ループから救い出して、その共同作業から理珠と成幸が互いに互いの存在の重要さに気づいてゴールイン!って展開なの?

さすがに展開が雑すぎるんですけど。

しかも、なんか理珠のやる気自体、幽霊の子のブーストも入っているように見えて、もうこうなると「機械仕掛け」というよりも、ただのマリオネットじゃん!としか思えないかなぁ。

いい加減、消化試合めいてきたので(←いや最初からそうなのだけど)、こうなってくると、とっとと関城の問題を解決して理珠ルート自体を終わらせてほしいと思ってしまうくらい。

てか、これ、全然、ラブコメしてないよね?

ラブもコメディも、どちらもないよね?

なんか『鬼滅』の方もそうだったけど、もしかして漫画家もコロナ疲れで、アイデアが枯渇してきているのか? なんて心配になってきたりする。

このままの展開だと、マジでキツイなぁ。

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鬼滅の刃 第203話 『数多の呼び水』 感想: 意外とあっさり炭治郎が人間として戻ってきたのだが…

2020-04-27 15:59:38 | 鬼滅の刃
えーと、これで終わり?

炭治郎、あっさり、右目の変な肉塊もとれて、ツルッとした爽やかな顔になって帰還したのだけど。

要するに、しのぶの「藤の花」の薬が効いた、ということで。

炭治郎に寄生しようとした無惨も、どうやら消えてしまったようなのだけど。。。

えーと、ホントにこれで終わりなのかな?

無惨の成敗は終わったのかな?

柱の何人かは死んで終わったのかな?

逆に、カナヲも死なずにすんだ、ということ?

ちょっと、いずれも斜め上を行くと言ってもいいくらい、なんの抗いもなく、解決してしまっているようなのだけど。

ホントに、これで決着なのかな?

いくらなんでもあっさりすぎない?

無惨は死んで、禰豆子は人間に戻って、炭治郎も人間に戻った。

日の呼吸の極意は、炭治郎が、縁壱の記憶から引き出して習得したけど、はたして、それが、無惨討伐の決定打になったかは、ちょっと微妙。

うーん、このまま、本当に終わりなのかな?

それとも何か、逆転がある?

むしろ、この流れだと、生き残ったと思われたカナヲの中で、無惨の血が反乱を起こして、彼女が鬼になって、真のラスボスwになる!、という展開くらいしか思いつかないのだけど。。。

どうなるんだろうねぇ。。。

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グレイプニル 第4話 『変身願望』 感想: エレナが前の修一のパートナーとしたら、クレアはその時どうしていたのだろう?

2020-04-27 15:45:12 | グレイプニル
原作53話まで読んだ後で、改めてこの回を見ると、わりとこの4話が、この物語の転機だったことがわかる。

というか、なんだかんだ言って前半で一番情報量の多い回じゃないかな、きっと。

宇宙人の話、コインの話、あと、変身の話。

特に変身のところ。

原作では、多分、読み流してしまって気が付かなかったのだけど、多分、あの自販機から出てくるドリンク、多分、一種のナノマシンの塊なんだろうね。

で、それがそのドリンクを飲んだ本人の意志や願望を汲んで、その人の望んだ「力」を実現できるボディを与える。

で、修一の場合は、記憶を失う前の一周目の世界で、自分の意志で「人が自分の体を使って力を伸ばす」ことを願った結果が、着ぐるみという形で具体化した、ということなんだろうな。

そして、一周目の世界では、多分、修一のパートナーは、本当にエレナで、その時、一体化して戦った際に、修一になにかヤバいことが起こった可能性がある。

あー、うん、ちょっと思いついたことがあるけど、それは、53話まで読んだところでうかんできたことだから、ちょっと場所を変えて、原作の感想として記すことにする。

ともあれ、やっぱり、この作品はいいね。

宇宙人に行ったところでの、修一、クレア、宇宙人の3人でのやり取りのところなんか、やっぱり中のCVの人たちがみな、中堅以上の人だと、安心して芝居を堪能できるところがいい。

ある意味で、そのCVらしいキャラなのだけど、それがまた、ちゃんと物語に奥行きを与えるので。

このあたりは確かに原作にはないところ。

ということで、いまのところ、いい意味で、原作をうまく映像化していると思う。

とういうことで、次回が楽しみ。

まぁ、しばらく山ごもりになってしまうのだけど。

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