BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

とある科学の超電磁砲T 第12話 『外装代脳』感想: 食蜂と黒子が活躍するも幻生と警策も想像以上にしぶとい!

2020-04-18 00:00:06 | 超電磁砲/禁書目録
前回の上条&削板のタッグと鬼化した美琴との動きのある対決とは、打って変わって、今回は、みさきちvs木原幻生と、黒子vs警策のマッチアップが続く。

しかも、体力の貧弱なみさきちは幻生との間で知略戦を繰り広げ、

テレポーテーションという忍者的能力をもつ黒子は、水銀人形使いというこちらも絡め手の能力をもつ警策と機動力を競い合う。

なんていうか、マッチアップのさせ方がうまいよね。

そういう意味では、上条&削板vs鬼化美琴も、パワーインフレのぶつかり合いという感じで、ちゃんと特性が合っていたし。

うーん、この対戦の組み方は、ホント、美しいなぁ。

しかも、実際にマッチアップが進まないと、この互いの対戦相手としての相性の良さもわからないところがいい。

いや、ホント、『超電磁砲』の作者って、エンタメの肝をよく心得ている。

マジで『禁書目録』の鎌池和馬も見習ってほしいところ。

読者に対しては、ある程度、物語の展開を予測させるような素材を与えて、予想の当たり外れを楽しませつつ、時折、大きなサプライズをかませる。

今回で言えば、えぇ!幻生爺さん、身体、機械なの?、ってところで。

でもまぁ、マッドサイエンティスト集団の木原一族の一角を占めるなら、そりゃあ、身体の機械的換装くらいしていても全然おかしくないよね。

・・・って、こういうふうに種明かしされても、あぁ、なるほど、そりゃあ、ありえる!って思えるところがまた、読者/視聴者の心をくすぐることになる。

真面目な話、このプロットは、よく練られたものだなぁ、と感心してしまうくらい。

その上で、今回の引きは、そうやって幻生を出し抜いたと思ったみさきちから、更にその状況を覆して、エクステリアの秘密コードを幻生が引き出してしまったところで終わるのだから。

次回が気になって仕方がないじゃないか!

うん、マジで面白い。

その一方で、黒子は黒子で手負いの忍者になってしまったので、当然、失血との戦いという体力のタイムリミットも生じてしまったわけで。。。

ね? 良く出来てると思うでしょ? プロットが!

ということで、3つの場面で進められている、

上条&削板 vs 鬼化美琴

みさきち vs 木原幻生

黒子 vs 警策

というマッチアップが、それぞれ主人公側が窮地に立たされているところで、次回へ続く!なのだから。

自然と続きが気になるわけで。

次回、早くこないかな。


しかし、それにしても、美琴のレベル6化。

一瞬、レベル6という神の領域に手が届いたと思った瞬間、美琴の身体自体が消滅?っていうの、さすがに、幻生、ひどくない?と思ったけどw

でも、きっと、そういう設定なら、美琴のレベル6化計画は、あくまでもこの『超電磁砲』限りの設定として仕えて、本編の『禁書目録』の方では、その話題をぶり返す必要がなくなる、ということでもあるのだろうな。

ちなみに、『禁書目録』における美琴のパワーアップは、もっぱら機動要塞のような強化外装(A.A.A.)によって図られることになるのだけど。

もっともこのA.A.A.にしてもコアの部分で魔術が利用されているので、美琴的にはブラックボックスになってしまっていたけどね。

ともあれ、上条さんの見立てだと、美琴の鬼化を留めるのは、根っこの蛇口を締める役割を担わされたみさきちの仕事になると思うので、今回、最後に一本、幻生に取られたみさきちが、次回、どう反撃してくるのか、楽しみ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする