BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

デカダンス 第3話『Steering』感想: デカダンスってGAFAが支配する近未来社会の風刺だったのか!

2020-07-23 01:11:09 | Weblog
最初から最後までナツメ訓練回。

あわせて、ナツメ強化回!

義手もしっかりパワーアップされてるし。

でも、ちゃんとカブラギが組長、というか師匠らしく、導いていくのはいいね。

しかし、パイプもバグだとは思わなかった。

あ、そうか、バグといえば、ナツメがバグになったのって、右腕を失った時に一度、心停止してチップが無効化されたからだった。

てか、ほんとにシステムの「バグ」なのね。

そして、バグが貯まるとシステムが崩壊する、という教訓は、今回ちょっと説明があったけど、人間が一度、大気汚染で地球という自然のシステムを破壊してしまったことが教訓になって、サイボーグの世界では、それをなくした、ということで。

このあたり、意外と、社会派かつ教育的。

システム全体で最適化は図るってことに対する抵抗、ということになる。

カブラギは、バグが集積することで、システムに変異、すなわち進化が生じることの方を期待している・・・のだよね?


あと、微妙に気になったのは、このデカダンスの領域以外にも、地球を新たに管理している企業とシステムがあるように見えたこと。

あ、そうか、これってGAFA支配後の世界、みたいなものでもあるのか。

だって、大気汚染の結果、既存の国家はシステムとしては破綻して、代わりに企業が人間をサイボーグにして新システムとともにあるようにしたんだよね?

システムが個々のサイボーグに指示を出して、全体のシステムがつつがなく稼働する。

そうなると、サイボーグ化されていない人間は、システムからすればただの「旧人類」に過ぎなくて、やむなくチップを内蔵させることでいわば「出来損ないのサイボーグ」としてむりやり扱おうとしている、ということか。

でもそれって、コロナ災禍の中でのトレーシングと変わらないよね。

結果、起こるのは、徹底した監視社会。

実際、カブラギにしても、ナツメがバグになった時を、彼女の映像アーカイブを呼び出すことで発見したわけだから。

ライフログが完全にシステムに保存されている、という意味では、マジでグーグルとかフェイスブックと変わらない。

ということは、結局、デカダンスの世界って、GAFAの側から見た近未来社会の戯画となるわけか。

いやー、マジで社会派。

めちゃくちゃ現代情報化社会の風刺じゃないか。

国家政府が消えて企業が支配するところまで含めてw


となると、カブラギは、やっぱり、このシステム支配自体を破壊したいのかな?

で、ゆくゆくは素体のほうで生きていきたいのか?

となると、物語としてはマジで『アバター』になるのか。

機械が人間のアバターを得て生きていく世界。

うーん、ほんとに社会派だなぁ。

いろいろな意味で続きが気になるぞ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第28話『待ちかねた再会』 感想: ようやくラムも登場し「試練」が始まる!

2020-07-23 00:09:37 | リゼロ
いよいよ聖域に突入。

そしてのっけからスバルはエキドナと初遭遇。

あー、そうか、お茶会ってこんな雰囲気だったっけ?

今のところはまだエキドナがちょっと気取っているように見えるけど、だんだんボクっ娘らしくポンコツ度が増していくはずだったよね、確か。

最後にちょっとテンパった感じで片鱗を見せていたけどw

でもまぁ、ヤバいやつであることは間違いない。

もっとも、ここでエキドナが魔女因子の定着を促していたんだな。

この処置は、あとあとのことを考えると重要だったと思う。


そして、残りの魔女たちだけど・・・、いつ出てくるんだっけ?

そのあたりが2期におけるバレの山場といえば山場だからなぁ。

しかし、前にウェブ版だけど原作は読んでいたはずなのに、1期が終わってすぐのことだったから、さすがにほとんど忘れている。

なので、意外と新鮮な気分で楽しめる。

それにしても、フレデリカもそうだったけど、ガーフィールの牙、というか犬歯というか、口は実際に動くと地味に気持ち悪かったりして。


ともあれ、この先、ようやく試練。

そして、スバルの転生?転移?前の家族の様子が描かれる。

ここ、あまりしつこくやると「異世界生活」というタイトルが少しばかり詐欺になってしまうので、できればサクッとやってほしいのだけど。

というか、「死に戻り」という特性は、1期のときは物珍しく感じたけど、原作を読んでいくと、この設定は便利だけど、とにかく物語の進行を著しく損なうものなので、そこもうまく展開してほしい。


そうそう、ようやくラムとロズワールが登場したけれど、あまりにしばらくぶり過ぎて、ちょっと中の人の演技、変わった?という気もする。

あ、でも、演技が一番変わったのはエミリアだけどね。

それはさておき、レムが眠ったままのところでラムが出てきても、適切に突っ込む妹レムがいないと、ラムが自分でツッコミを入れているように見えて、だいぶ、印象が違う。

でもまぁ、よくも悪くもラムもまた、徐々にスバルにデレるっぽい感じになっていくからなぁ。


しかし、原作を読んだ後だと、特に6章まで読んだ後だと、この頃のスバルの手札が、あまりにも貧弱なのにびっくりする。

そう思うと、スバルも成長したんだな、って思う。

2期ではどうやら5章までは行きそうなので、早くそちらに移ってほしいかな。

聖域の問題点は、あくまでもロズワール一行のうちわの話になってしまうこと。

せっかく白鯨戦を通じて、他の王選候補たちともつながりを築いたのだから、やっぱり、彼らが出てきてやり取りする姿を早くみたいかも。

今はたんたんと聖域編が進むことに期待w

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする