BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season 2 第24話 『目一杯の祝福を君に』 感想: ホントに『テンペスト』のようにハッピーエンドで締めたねw

2023-07-02 19:55:40 | 水星の魔女
いやー、テンプレとして使った『テンペスト』様々だな。

シェイクスピアに乾杯!だねw

にしても、最後をYOASOBIのOPで締めるのはさすがにちょっとズルいなw

無理やり、力技で畳んだ感は否めない。

マジで『テンペスト』ありきの話だったってことで。

プロスペラの復讐を、スレッタとエリクト(エアリアル)の二人で抑え込んだ感じ。

解決方法も、都市国家ナポリに相当する企業ベネリットグループを解体解消することで法的に決着つけた形だからねw

戦闘や殲滅の対象をそもそも消してしまったら、議会連合が振り上げた手も下ろす先がないw

しかも、ベネリットグループの解体を、エアリアルやキャリバーン他のガンダムやクワイエットゼロをパーメット粒子として解体消失?というイメージと組み合わせて表現するのだから。

ちょっとこのあたりの処理の仕方は新しいよね。

企業ってイマジナリーな法人という存在だよね、というのを逆手に取った感じ。

頓知っぽいけど、確かにそうw

ただ、全面戦争を期待していた人たちからすると完全に肩透かしだろうけど。

そのパーメット粒子分解?と連なるように、データストームの世界が、ガンダム恒例の「オカルトソウル空間」の代替になっていたのは、ご愛嬌だけど。

でもまぁ、エリクトが、いわばマインドアップロードされたような形で意識として残存していたように、GUNDを使っていた人たちはその過程でマインドアップロードがされていたようなものなのだろうね。

それは一応、作中で説得力あるように言われてきたから、最後は、それもありだね、って感じだったかな。

エラン4号が意識として登場したのにはびっくりしたけれどw

いや、だって、意識の世界でまでエランの姿している必要ないじゃないの?って思ったけどねw

整形してエランの姿にしていたはずだからw

まぁ、そういう重箱の隅をつつくような指摘は置いておくとして。


でも、この物語はホントに『テンペスト』ありきだよね。

そこにガンダムの定番の構成を可能な限り取り込みつつ、

データストームという架空テクノロジーによって、ニュータイプのオカルト空間を、マインドアップロードされた情報空間みたいにして、

最後に、パーメット粒子を、そのデータストームの情報で質量操作もできる量子的な存在として扱って、

エリクとみたいな霊的な存在を実在可能な形に落とし込んだ。

そうしてなんとかテンペストとガンダムを合体させたって感じ。

なんていうか、苦肉の策のガンダムだよね。

そのかなり無理くりな展開を、最後に1期OPのYOASOBI「目一杯の祝福を君に」である意味、有耶無耶のうちに終わらせた、ってことで。

ちょっとまだ一回しか見てないけど、多分、全部を通しでみたら、もっとテンペストの影を確認できるんだろうな、と思った。

歯切れの悪い終わり方がする一方で、逆に、あーそうか、シェイクスピアってこういう感じに悲喜劇をシャッフルした作家だったんだ、って納得できそうな気がしていて、それはそれで実はちょっと新鮮だったりする。

ただ、もうこれは、ホントに、ガンダムというのはプロモを売るための商標なんだな、って思ってもしまうけど。

そういう意味でも、苦肉の策のガンダムだった。

個人的には、国家間戦争の呪縛から外れたガンダムの追求としては、よくできていたと思うけどねw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホリミヤ -piece- 第1話 『修学旅行』 感想

2023-07-02 10:52:11 | Weblog
あれ、『ホリミヤ』、2期やるんだ、って楽しみにしていたのだけど、始まったら、なんだか1期の物語の間にあったエピソードをオムニバスに繋いでいく話みたいだね。

その意味では、キャラ小説のスピンオフに近い。

今回だって、宮村がまだ髪が長ったときと、髪を切った後のエピソードと、いきなり時間軸が飛んでいたしw

1期の内容、なんとなく覚えているけど、うろ覚えなので、これを期にダラダラ見直してみようかなw


でも、今回、2期の第1話を見て、あー、この作品、画面のトーンがとても夏っぽかったなーってことを思い出したw

いわゆるセピア色の夏を思い出す系の話。

その点で、Clover Worksはいい仕事をしているw

まぁ、基本、おバカな胸キュン系の話なんだけどねw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地獄楽 第13話 『夢と現』 感想: 杠と佐切のコンビの2期での活躍が楽しみ!

2023-07-02 10:46:37 | 地獄楽
あー、ここで1クール目の終わりを持ってきたかー。

結構、上手いな。

だって、

仙太、死す!

画眉丸、記憶を失う!

しかも、画眉丸の妻の記憶は幻想だったか? という疑惑付き!

・・・ってところで終わるのだもの。

一応、タオのことについては概ね上陸組も理解してきたところで区切り。

この先、上陸組が体制を立て直して、島の攻略を改めて考える、というところで1期を終えたのだから。


それにしても、杠、いい女だよなぁ。

この仙太との別れの場面は、前半屈指のエピソードだものね。

佐切の言葉ではないけれど、杠の、もう仙太のことは諦める、という冷徹な判断が、このパーティの命運を分けたわけだし。

実際、このあと杠は、この作品随一の重要サブキャラになっていくし。

忍の里出身ってことで、画眉丸に対する理解だけでなく、画眉丸の石隠れの里の思惑まで推測する「解説役」となっていくし。

忍術の核にタオを同じ原理を見抜いて、士遠とともにタオの解説役になっていくし。

佐切のよき相談役になっていくしw

その上、結構な強者だしね、杠は。

で、その食えない杠の役にCVの高橋李依がよく合っている。

あまりこの人、CVとしては好きではないのだけど、杠というキャラにはものすごくよく合っている。

もともと少年役とかめぐみんを演るくらいだから、声質としては中性的な方なのだろうけど、その声質が、日頃はカラッとした現実主義者のように見せながら、今回の仙太の死に瀕して見せた慈愛を示すのに、合ってるんだよな。

ちょっとびっくり。

もちろん、この先女友達となる佐切のCVの花守ゆみりが、彼女らしい深刻な声質で正義キャラを演じてくれて、その対比も効いてくるからなのだけど。

そういう意味で、この先、杠と佐切のコンビの活躍が楽しみではある。

2期は決定したということだから、早々にやってほしいかな。

これ、基本、怪奇譚なので、間があまり開くと白けちゃうたぐいの話だから。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする