前巻の『青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない』からほぼ半年後に、本巻『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』が刊行されるという奇跡w
しかし、真夏を迎える7月にサンタクロースとは、作者、絶対狙ってるよねw
赤城がもう一つの世界から警告してきた危機から、はたして咲太は麻衣さんを救うことができるのか?
とりあえず、スペース、空けときます。
で、本巻を読み終わった後の第一声は、
なんだよ、これ、振り出しに戻っちゃっただけじゃないか?
というもの。
もっと本音を言えば、思い切り肩透かしを食らわされた、というもの。
だって、前巻で明らかにされた、霧島透子の正体は岩見沢寧々というのが、盛大なミスディレクションだったからw
正解は、
霧島透子が岩見沢寧々である、
ではなく、
岩見沢寧々が霧島透子(のひとり)である、
だった。
寧々はあくまでも多くの自称・霧島透子のうちのひとりでしかなかった。
サンタクロースのコスは、霧島透子になりきるための指標でしかなかった。
つまり、霧島透子の属性として明かされていたのが、サンタクロース全般への嗜好だけだった、ということ。
なので、「霧島透子」を騙るなら、サンタコスをすればいい、という安易な対応をした人が、寧々の他にも数多くいた。
そして、そのサンタ軍団wから麻衣を救ったのが咲太だった、というオチ。
これじゃ、マジで、ただの肩透かしだよねw
しかも、その寧々の恋人が、咲太の大学での知り合いの福山拓海だった、というのだから、そりゃ、さすがに安直過ぎない?って思うよね。
今回、霧島透子の真相が明かされる、と思っていたら、こんな感じなんだものw
結局、霧島透子の正体はわからずじまい。
でも、麻衣の危機は引き続き継続中で、咲太の心労は絶えない。。。
・・・にもかかわらず、次巻以降、青ブタは最終章に突入すると、作者あとがきにあった。
いま、次巻以降、って書いたけど、ぶっちゃけ、次巻が最終巻になってもおかしくはない。
なにしろ、冬には『ランドセルガール』の劇場版が控えているからね。
多分、そのタイミングで、次巻が刊行されるのだろうな、と思うじゃない。
となると、もう霧島透子の正体って、当初から疑問視されていた桜島麻衣か、あとは、大学編で登場していまだメインをはってない美東美織しか、候補が残っていないw
実際、本巻で美織は、咲太の他に寧々の姿が見えるため、咲太の相談役を務めるという活躍ぶりを示していた。
ただ、なぜ、美織も寧々が見えたのか、という謎は解明されずじまいで終わった。
普通に考えて、咲太並みの思春期症候群の経験をしたからなのか、あるいは、単純にスマフォを使っていないからなのか。
いずれにせよ、そのあたりの美織の過去を明らかにするのが次巻のポイントなんだろうね。
となると、牧之原翔子編の最後のように、最終章は、前後編扱いで2巻に分かれるのかも。
で、最初の方が、美織の話で、最後になるのが、麻衣さんの話、というか、「ランドセルガール」の話になるのかな。
個人的には、『ランドセルガール』の頃から書いてきたように、大学生編のラスボスは、翔子に嫉妬した麻衣が引き起こした事件だと思っているのだけどね。
ランドセルガールも霧島透子も麻衣が生み出した存在。
ただ、そう推測するのは簡単だけど、それがどういう理由で生じているか、だよね。
そこで、青ブタっぽい、量子物理学がらみのウルトラCなトンデモ解決が図られるのだろうけど。
問題は、麻衣がすでに思春期症候群を発症してそこから解放されていることなんだよね。
となると、思春期症候群以外の理由を考えないといけない。
もちろん、思春期症候群は一回で完治するわけではない、となれば簡単なんだけど。
もうちょっと複雑な気がする。
で、鍵を握るのは、あいかわらず「#夢見る」。
ヒントになりそうなのが、今回、郁美が言っていた「未来ではなく可能世界である」というものね。
皆が見ているのは「夢」と言う名の「可能世界」である。
これ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で言ってた理屈そのものだけどね。
本巻の冒頭でも、未来の麻衣のコンサートで、別世界の、スマホを使う咲太と郁美がこの世界の咲太と郁美に警告をしていたわけだし。
ていうか、別世界の郁美を出している時点で、可能世界は存在するのが当たり前の世界になっているし。
となると、霧島透子の正体についても、こうした可能世界からなる舞台設定の影響をきっと無視できないのだろうな、
マルチバースってやつねw
咲太の界渡りも、マルチバース間の移動なのは間違いないし。
そうなると、存在の確定しない霧島透子は、他世界の麻衣の影、という可能性もある。
なにしろ、翔子ちゃんの「未来視」でも補足できなかったのが霧島透子だからね。
多分、マルチバース的には、別の世界線にある可能世界からの介入、ってことなんだろうな、霧島透子は。。。
あとは、本巻の自称霧島透子でサンタコスした人たちは、大なり小なり、桜島麻衣の存在によって、自分の承認欲求を満たす回路が絶たれた人たちだったようだから。
その点で、霧島透子って、「アンチ桜島麻衣」の集合意志みたいなものなのかなー。
うーん、全然違うかも、だけどw
結局、実存の危機に瀕すると人は思春期症候群を発症する、というのが、本作の公理だしね。
そこに、美東美織がどう絡むかだよなぁ。
彼女がスマフォを捨てた理由、が鍵なのかなぁ。。。
ちょっとまだ書き足りてないことはあるのだけど、ひとまず、ここで終わりにして、また思いついたり、整理できたりしたら書くつもり。
しかし、真夏を迎える7月にサンタクロースとは、作者、絶対狙ってるよねw
赤城がもう一つの世界から警告してきた危機から、はたして咲太は麻衣さんを救うことができるのか?
とりあえず、スペース、空けときます。
で、本巻を読み終わった後の第一声は、
なんだよ、これ、振り出しに戻っちゃっただけじゃないか?
というもの。
もっと本音を言えば、思い切り肩透かしを食らわされた、というもの。
だって、前巻で明らかにされた、霧島透子の正体は岩見沢寧々というのが、盛大なミスディレクションだったからw
正解は、
霧島透子が岩見沢寧々である、
ではなく、
岩見沢寧々が霧島透子(のひとり)である、
だった。
寧々はあくまでも多くの自称・霧島透子のうちのひとりでしかなかった。
サンタクロースのコスは、霧島透子になりきるための指標でしかなかった。
つまり、霧島透子の属性として明かされていたのが、サンタクロース全般への嗜好だけだった、ということ。
なので、「霧島透子」を騙るなら、サンタコスをすればいい、という安易な対応をした人が、寧々の他にも数多くいた。
そして、そのサンタ軍団wから麻衣を救ったのが咲太だった、というオチ。
これじゃ、マジで、ただの肩透かしだよねw
しかも、その寧々の恋人が、咲太の大学での知り合いの福山拓海だった、というのだから、そりゃ、さすがに安直過ぎない?って思うよね。
今回、霧島透子の真相が明かされる、と思っていたら、こんな感じなんだものw
結局、霧島透子の正体はわからずじまい。
でも、麻衣の危機は引き続き継続中で、咲太の心労は絶えない。。。
・・・にもかかわらず、次巻以降、青ブタは最終章に突入すると、作者あとがきにあった。
いま、次巻以降、って書いたけど、ぶっちゃけ、次巻が最終巻になってもおかしくはない。
なにしろ、冬には『ランドセルガール』の劇場版が控えているからね。
多分、そのタイミングで、次巻が刊行されるのだろうな、と思うじゃない。
となると、もう霧島透子の正体って、当初から疑問視されていた桜島麻衣か、あとは、大学編で登場していまだメインをはってない美東美織しか、候補が残っていないw
実際、本巻で美織は、咲太の他に寧々の姿が見えるため、咲太の相談役を務めるという活躍ぶりを示していた。
ただ、なぜ、美織も寧々が見えたのか、という謎は解明されずじまいで終わった。
普通に考えて、咲太並みの思春期症候群の経験をしたからなのか、あるいは、単純にスマフォを使っていないからなのか。
いずれにせよ、そのあたりの美織の過去を明らかにするのが次巻のポイントなんだろうね。
となると、牧之原翔子編の最後のように、最終章は、前後編扱いで2巻に分かれるのかも。
で、最初の方が、美織の話で、最後になるのが、麻衣さんの話、というか、「ランドセルガール」の話になるのかな。
個人的には、『ランドセルガール』の頃から書いてきたように、大学生編のラスボスは、翔子に嫉妬した麻衣が引き起こした事件だと思っているのだけどね。
ランドセルガールも霧島透子も麻衣が生み出した存在。
ただ、そう推測するのは簡単だけど、それがどういう理由で生じているか、だよね。
そこで、青ブタっぽい、量子物理学がらみのウルトラCなトンデモ解決が図られるのだろうけど。
問題は、麻衣がすでに思春期症候群を発症してそこから解放されていることなんだよね。
となると、思春期症候群以外の理由を考えないといけない。
もちろん、思春期症候群は一回で完治するわけではない、となれば簡単なんだけど。
もうちょっと複雑な気がする。
で、鍵を握るのは、あいかわらず「#夢見る」。
ヒントになりそうなのが、今回、郁美が言っていた「未来ではなく可能世界である」というものね。
皆が見ているのは「夢」と言う名の「可能世界」である。
これ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で言ってた理屈そのものだけどね。
本巻の冒頭でも、未来の麻衣のコンサートで、別世界の、スマホを使う咲太と郁美がこの世界の咲太と郁美に警告をしていたわけだし。
ていうか、別世界の郁美を出している時点で、可能世界は存在するのが当たり前の世界になっているし。
となると、霧島透子の正体についても、こうした可能世界からなる舞台設定の影響をきっと無視できないのだろうな、
マルチバースってやつねw
咲太の界渡りも、マルチバース間の移動なのは間違いないし。
そうなると、存在の確定しない霧島透子は、他世界の麻衣の影、という可能性もある。
なにしろ、翔子ちゃんの「未来視」でも補足できなかったのが霧島透子だからね。
多分、マルチバース的には、別の世界線にある可能世界からの介入、ってことなんだろうな、霧島透子は。。。
あとは、本巻の自称霧島透子でサンタコスした人たちは、大なり小なり、桜島麻衣の存在によって、自分の承認欲求を満たす回路が絶たれた人たちだったようだから。
その点で、霧島透子って、「アンチ桜島麻衣」の集合意志みたいなものなのかなー。
うーん、全然違うかも、だけどw
結局、実存の危機に瀕すると人は思春期症候群を発症する、というのが、本作の公理だしね。
そこに、美東美織がどう絡むかだよなぁ。
彼女がスマフォを捨てた理由、が鍵なのかなぁ。。。
ちょっとまだ書き足りてないことはあるのだけど、ひとまず、ここで終わりにして、また思いついたり、整理できたりしたら書くつもり。