風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

内藤 多仲

2010年08月13日 | 徒然に日々のことを
スカイツリーが、いまや話題の中心で、定点観測の写真を撮る人がおおいらしい。
ごたぶんにもれず、私も、毎週田原町に出かける用事が有るので、定点観測ならぬ、気分的観測で、携帯で写真を撮っているのですが、、、


スカイツリーを思うとき、観るとき、必ず東京タワーの姿が目に浮かびます。

美しさでは、比類の無いタワーは、内藤多仲という設計士が、計算尺1本で設計したと知りました。
それは、美の巨人たちという番組です。

東京タワーをあらゆるところで、見たり聞いたり話したりするけれど、その設計に関わった人のことに思い至ることは無かった。


ほんとに良いタイミングで、教えてくれたものだ。

ほんの5ミリの穴の位置の違いで、タワーの積み上げが思うとおりに行かなくなるなんて。土台のゆるぎないこと、正確なことが、あの高さの塔を今まで、そこにあることが当たり前、そこに無いのは東京ではないと思えるくらい自然である用に存在し続けさせたことの、証なんだねぇ。

今、体のゆがみについて、興味を持ち、せっせと矯正しているときだから、余計のその「5ミリ」の誤差について、強烈に感じるものがありました。


ほんの小さなことだけれど、封筒に宛名シールの貼るということでも、体にずれがあるとき、水平に貼るのに大変な苦労をしていました。
水平になるようにガイドを作っても、どうしても1ミリの何分の一かのゆがみができるのです。

それが、体がだんだんに矯正されてくると、あれだけ大変だったことが、簡単に水平にずいぶん近く貼れるようになるのです。
そして、もともとの矯正の目的の膝の痛みが緩和されてきたのです。

人間の体は精妙に出来ているから、大きなゆがみも察知して、補正することが出来るのですが、それによって、負担のかかる部分に痛みや病害が長いあいだにはでてくるのです。
タワーのような、厚い酷S製のものは、それが出来ないから、5ミリの誤差も許さない作りをしているのですねぇ。

強烈な痛みから解放されるのと同時に、いろんなことが、体がまっすぐに近づくにつれて、楽に出来ることが増えてきました。

正しい姿勢を保つことは、すべての美しさに通じるってことなんだろうねぇ。

無駄が無く、安定したものを作ろうとした結果、貴婦人と呼ばれる東京タワーが出来上がったのは、偶然だと言う。

偶然だと言ってのけるのは、天才だからなんだろうなぁ。

内藤多仲って、すごい人だ。


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