かあさんの孫っていうと、僕の甥っ子ということだよね。
かあさんの無聊をなぐさめにやってきて、ぼくのことを「こたんちゃん」と呼ぶ。
かあさんは、「まぁ、なんてかわいい」と喜ぶ。
甥っ子のママは、つまり僕の姉さん(ちいさいほう)は、「こたろうだよ」と訂正する。
2歳を過ぎたらとたんにおしゃべりになって、赤ちゃん言葉をすっとばして、ちゃんと言葉が出るようになった自慢のむすこが、こたろうをこたんちゃんというのは、ちょっと不満らしい。
それに、きゃつはいままでは、僕がそばにいくと腰が引けていたのに、今回は、ずいぶんとなまいきになってきた。
それで、図に乗ってちょっかい出して来るものだから、「しゃー、はぁー」と、威嚇してやったら、とたんに泣いてかあさんのところに走った。
ママのところじゃなくて、バァバのところに来たと、かあさんは手をたたいてよろこんだ。
はぁ~、人間の喜ぶことってこんなことなのかぁ。
かあさんの無聊をなぐさめにやってきて、ぼくのことを「こたんちゃん」と呼ぶ。
かあさんは、「まぁ、なんてかわいい」と喜ぶ。
甥っ子のママは、つまり僕の姉さん(ちいさいほう)は、「こたろうだよ」と訂正する。
2歳を過ぎたらとたんにおしゃべりになって、赤ちゃん言葉をすっとばして、ちゃんと言葉が出るようになった自慢のむすこが、こたろうをこたんちゃんというのは、ちょっと不満らしい。
それに、きゃつはいままでは、僕がそばにいくと腰が引けていたのに、今回は、ずいぶんとなまいきになってきた。
それで、図に乗ってちょっかい出して来るものだから、「しゃー、はぁー」と、威嚇してやったら、とたんに泣いてかあさんのところに走った。
ママのところじゃなくて、バァバのところに来たと、かあさんは手をたたいてよろこんだ。
はぁ~、人間の喜ぶことってこんなことなのかぁ。