風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢青葉 9月の練習

2011年09月04日 | 詩吟
遅速の台風が、四国中国を暴れまわり、親戚や友達の様子が心配なこの2,3日。
岡山出身の3人は、あちこちに連絡をとり、被害の無いことを確認して一安心。


お稽古のはじめに、被害を受けた人がいるというのに、詩吟なんてやっていられるって幸せだねぇ!とTさんが言った。感謝の思いで、練習をはじめる。

今日は、昇段のお稽古もあるので、体操を省略しようとすると、是非にとリクエスト。
やはり、体をほぐして胸を広げる体操は、必須の模様。
あらかじめ体をほぐして練習に臨むのは、まだ、出来にくいみたいで、私の手助けの元に体を動かすのが、ほんとに心地よいみたい。

先月の吟(「常盤雪行」)のおさらいは、なかなか仕上がらず、今日は、新しい吟を始めるのは、断念。
まじめなメンバーだから、納得しないうちは進みたくないのである。こんなとき、「今日は、新しい吟はやめようよ」と、3人は一致団結する。
これも、3人同時スタートの利点として、今日は、すべておさらいデー。

昇段試験に選んだ吟題は、それぞれが、よく練習しているようで、ほとんど直すところが無く、昇段に向かって、前向きなのが頼もしい。

初段は難なく合格と思われるので、あまり心配はしていません。
そして、その吟で、12月の練成会にも臨むつもりらしい、今は。

新しい吟法に、苦手意識を持たないようにしたいのだが、さて、そのほうほうは。これからの課題。
それから、みんな、急に、声に太さが増してきたのを、驚きを持って眺め、耳を傾ける。

不思議なような、あたりまえのような、ふっと異次元にはいって行った様な気分になる。

エッヘンと今までだったら、威張って見せるところだが、私も先生として、ちょっぴりは成長したみたい。(カナ?)




今日は、Yさんの弟さんの渥美窯作陶展を冷やかしに行くので、練習の後のおしゃべりは、無しにして、Yさんと新宿へと向かう。

ふるさとの備前焼に似た土で、松の木を燃料に焼かれていて、素朴な味わいの作品だった。

まるで、青いさんご礁に囲まれた与論島がそこにあるような、皿が気に入った。
それは、残念ながら、弟さんの作品ではなかった。
記念品に、釉薬のかけていないぐい飲みを頂きました。
酒がおいしいですよといわれたのですが、たしなみませんと言ったら、水でも良いですよと。

釉薬にどっぷりと浸かってない花瓶は水を入れておくとよいと聞いたことが有るので、これもそうですかとたずねたら、然りとの返事。
Yさんは、家に帰ったら水を入れますと言い、私は、ぐい飲みは飾らないで、水を飲みますね、と返答した。

Yさんとは、いつも練習会場でお別れなので、電車の中でたっぷり1時間ほどおしゃべりが出来ました。
驚くほど、似た考え方をしているのを二人で、面白がった。
好きな陶器を手に入れ、おしゃべりをして、満足の一日。




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