風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

2.「喉ではない」

2022年06月14日 | 揺り

「揺り」から、連想するのは、私の場合オルティンドーの練習です。

長年詩吟を続けていましたが、まだ、そのころは揺りには興味がなく、

真っ直ぐな飾り気のない詠い方をしていました。

オルティンドーは、声を長く引いて、三種類の声の揺らし方があると、

習っていました。

一番簡単な声の揺りを得意になって詠っていましたら、揺りは、喉ではなく

お腹でゆるものですと、指摘されました。

私の直接の先生は、そのことにまだ、言及していません。

なぜなら、私には、期待して居ないからです。

先生の先輩歌手が、そのように言ってくださって、初めて、先生は、揺りについて

少しだけ説明をしてくれました。

その先がなかったということは、私の、その時の声の出し方では、どんなに

説明しても箸にも棒にもかからない。

それよりも、今出来ることは、豊かな声をまっすぐに出すことが、先ず、しなくては

いけない事と、考えていたのです。

それは、ずいぶん後になってそうだったのだろうと、分かったのですが。

それに気づいたのは、オルティンドーの歌詞をカタカナで書いたノートの端に

「肩で息をしない」と書いてあったのを見つけた時です。

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