連合吟の練習について、O先生から電話がありました。
ご相談と言いつつ、今日の練習報告でした。
練習とは、先日の中央会で聞かせてもらったコンクール出場女性チームの
「本能寺」の連合吟です。
O先生は、チーム三人の内の二人の所属する指導者ですから、野田会長と私
からの指摘をうけて、強く思うところがあった様でした。
『「本能寺」のコンクール出場チームへの指導は責任を持っていたします。』と、おっしゃったその練習は、十分な成果があったようです。
仕上がりは、これからの練習回数にさらに磨きがかかることでしょう。
何よりも、O先生の豊富な知識をわかりやすく伝えた上に、それをただちに
吟詠に反映するところまで持っていった様子がつぶさに語られました。
その吟詠を聴かずして、何でわかるのと、言われそうですが、O先生と私の
間柄だから、電話でも十分に伝わるものがありました。
それは、次回の中央会で、聞かせていただくこととなりますから、楽しみ
にしています。
先日の私の言葉の足りない箇所が完璧に補完され、チームメンバーの心に
届く言葉選びです。
更にO先生の経験からくる最も欲しい表現が授けられたと、感じました。
特に、学生時代からの思い入れのある「本能寺」を女性がどう表現するかの
ご指導は、O先生ならではのものと拝察しました。
この経験で、O先生がさらに自信を持ってご指導に当たられるようになると
確信しました。
師範の資格を持っているのですから、これからは、指導を受けたことのない詩
であっても自分なりの解釈で、正しい譜で詠えばよいのですよ。
これからどんどん習ってない詩が増えるのですよ。
「自力」が問われます。
今日のO 先生の練習の様子について、先生の語りの部分は、教養の深さを
いかんなく発揮しながらも、わかりやすく語られた言葉は、ノートを取りたい
位でした。
これらは、本当に詩吟が好きで、歴史が好きで、李白や杜甫が好きで、
詩の解釈のなんと自由で瑞々しいことかと感動すら覚えました。
先生の自在な表現、伝達力、指導力、深い学びにこれからファンが増える
ことでしょう。
こんな風に、相談のような報告のような雑談のような会話は、飲み会で
アルコールと言うオブラートに包んで行われることが多いのですが、
飲まない私と飲める先生とが電話でできるというのは、お互いの面白い
関係性であると思いました。
知識、感性についてはピカイチ、そして、教え方、言葉の選び方は、
伝え方には、学ぶところのあるO先生であると、改めて知りました。
そして、この教場の強みは、新人さんの感性が豊かであるということ。
練習を見学に来て、先生の指摘を瑞々しい感性で受け止め、眼を輝かせ
良いところは良いと聞き分ける耳を持って見学されていたそうです。
当事者ではない人が、チームと一体になって心を傾けてくれること。
その感性が、O先生と同期しているというのが、おおきな強みであると思う。
やがて、その方が成長してチームに入ることになったらとかんがえると、
期待感はいや増します。 逸材発見!
それも、ご指導をしながら、それらの表情を掴み取っていたと語るO先生。
これからどれだけ伸びていくやら。楽しみです。
出だしの「本能寺」の表現と二半 三半の取り組みについて、私の指摘を
余すところなく伝えてくださったようです。
さらに吟詠の上にも反映された様子を聞いて、先生への期待感を深めました。
いい先生です。この若さですから、先は長いよ!忙しくても頑張れ!
失敗しないようにとか、ご指導いただいた先生に恥じないようになんて
気を使わないでいいよ。
誰に遠慮することなく、存分に力を発揮なさいませ。
貴女はすでに教場の指導者なのだから、あなたの感性で、教室運営を
なさいませ。
どんどんやって、失敗も重ねて、大きくなりなさいね。
姉さんとして、応援してますよ。 今日は、電話をありがとう。