風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

がらーん

2005年06月22日 | チンゲル亭裏日記


広い部屋のおかげで、遠来の客を迎えることができたのですが、今度は、お客さんが帰ってしまうと、部屋が広すぎて、広すぎて。

そして、昨日は娘が指輪を贈られるという話を聞き、来週は入籍という段取りにもなっている、少しずつ、確実に家を離れる準備が整っている。
それをそばで見ている娘は、もっと寂しさを感じているのかもしれない。
そのもう一人の娘も、やがてはいってしまうときのことを思うと、知らずに涙がこみ上げてくる。

娘の年に近い若いお客さんが帰った寂しさの連鎖反応なんだね。
迎えるのは、うれしいが、別れというものはどういう形であれ、苦しいものだ。
若いときに感じなかった悲哀というような感情を知ってしまった。

私が結婚して、西から東へいってしまったときの、父の気持ちを思う。

今、夫はどのように思っていることだろう。
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八頭の馬

2005年06月21日 | チンゲル亭
今日は、結婚の決まった馬年生まれの娘の誕生日。
モンゴル人女性の友人二人と日本人女性二人とで買い物に出かけました。
かねて、馬の絵が欲しくて品定めをしていたのです。
友人の買い物に付き合っているときに、いいものを見つけました。

8頭の馬は、チンギス・ハーンのエピソードにも有る有名な話だそうで、とても縁起が良いとされています。
その8頭の馬が氷の山を背景に雪を蹴散らして走っている絵があったのでした。

馬年の娘の誕生日に見つけた縁起の良い8頭の馬の絵を、求めることにしました。
夫の部屋の広い大きな壁に鰍ッたら、玄関ドアを入ったときに目に入る位置で、家の有り様が一目でわかるります。
そこに、縁起の良い勢いの有る画が鰍ッられたら、さぞ、家族みんなが幸せになることでしょう。

今日は、娘は指輪を贈られるそうです。

           おめでとう!


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遠来のお客

2005年06月19日 | チンゲル亭
13日 日本から友人2Y

14日 2Yと乗馬

15日 日本から友人Y

16日 Yとカシミア工場、フェルト工場、革靴工場、見学および買い物
   ナラントールザハ見学、すり修行中の男の子に付回される。
   Yは浮「思いをする。ピンクの岩塩を買う。
   
17日
 ↓
19日 ホスタイ国立公園へ行き、タヒ(野生馬)を見る。
   ツーリストゲルキャンプと車ツーリング、タルバガン、ガゼル、
   鶴のような鳥、ねずみのようなリス、ハリネズミなどを見つけ、
   乗馬、モンゴル式トイレ。。。
   すべてはじめての体験にすべて喜びの表情が付いてくるのに安心。

   同日正午、ウランバートル着。
   岩塩堀ツアーから帰ってきて、お土産を買っていた2Yと
   合流、我が家で味噌汁とご飯の昼食を食べる。
   2Yの泊まったホテルで出会った、シニア同期のMさんが同行して
   居たのには驚いた。
   縁はどこにでも転がっているモンゴルでした。

20日 市内見学の予定 ザイサントルゴイ、ボクトハーン、民族歴史館
   通訳は友人二人にリレーして一日付き合ってもらう。

21日 お土産ツアーの予定 嬉々として品選びする顔が浮かぶ。。

東京で知っていたYは、疲れやすく具合の悪くなるというイメージでしたが、モンゴルに来て、別人のように元気なのには驚いてしまった。
疲れすぎないように、ツーリストゲルキャンプの行く先に大いに悩んだのであるが、悩んだ甲斐があったというもの。

後日、野生馬の写真(すべて夫撮影)はアップします。

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ご縁

2005年06月16日 | チンゲル亭裏日記

久しぶりに娘から電話が来た。
協力隊員の同期からメールが来て、「妹がお母さんにお世話になっています。連絡を取るときにはよろしく。」といわれたとのことでした。

娘は、もう6年前の隊員である。その妹さんが私たちとおなじ頃にUB入りして活動を始めた。
そして、私たち夫婦と出会ったのです。

これもご縁です。おなじ2年間をUBで過ごすことになったのですから、大切にお付き合いしたいものです。

そして、今日、日本から2人目の友人が来蒙しました。
1組目は、13日に到着し、今日は岩塩堀のツァーにオラーンゴムへ出かけ増した。今日来たもう一人は我が家に滞在します。
職場で出会った、若い友人です。
仕事をしているときは、こんなに遠いモンゴルで再会するとは思ってもみませんでした。

広いアパートに住んでいるおかげで、こうして遠来の友人を迎えることができる。
明日は、市内のカシミア工場やフェルト工場の見学と、トメンエヘへ民族舞踊を見に行きます。
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夕食会

2005年06月15日 | チンゲル亭裏日記

夕食会のために、買い物からお手伝いしてくれるというMちゃんと、サクラで待ち合わせをした。

重い荷物を運ぶことになるから、腹ごしらえをし、おしゃべりもしてさてエネルギー満タンで、メルクーリに向かって出発。

二人で相談しながら、サラダの野菜、ミートローフの肉、デザートの果物をたっぷり買い込んだ。
重い荷物を運びながらうれしくてしょうがない。
「娘と楽しい楽しいおもてなしの準備♪、ルンルン」という感じ。

去年は一人で背負い込んで、お客さんをしたのだけれど、それはちょっと骨だったが今日は、Mちゃんのほかに、二人の助っ人が来る。

うれしくてしょうがない。
やがて集まってきた面々も、くつろいでくれているみたいで、Kさんの大きな声がさらに大きくなって、座を盛り上げてくれている。
夫は、それを眺めながら、楽しげにしているのもうれしい。

そして、お開きになった後は、台所が片付いていて、また、びっくり。
うれしいばかりの一日でした。

アーーー、楽しかった、うれしかった。

日本では、忙しさにまぎれて、お客さんをすることも無く、娘とのこのような大事な時間を過ごすことも無く、もったいなかったなぁ。
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今年は雨が多いね

2005年06月13日 | チンゲル亭
わぁ、すごい湿度60%!

初めて経験する湿度です。
巷では、「今年は朝から雨が降る日が多いね。」と挨拶が交わされています。

現在室温20℃、外気温12℃。
出勤時に雨が降っていたので、初めてカサをさして出かけました。

こちらでは、雨が降っていてもすぐにやむので、カサの必要はほとんど無いのです。
しかし、このところの雨の降り方と、中国辺りからの商品の多彩な入荷で、その中にカサも加えられたようで、ザハやニュートーキョー(日本のダイソーの100円ショップ)でよくカサが見られるようになりました。


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次女のの結婚

2005年06月10日 | チンゲル亭裏日記
社宅入居に応募。8日に結果が出て見事当選。
申し込みは、婚約でもいいのですが、入居は入籍していないと不可能なので、結婚式を前に入籍するということは、申し込みの時に聞いていました。

今朝、当選のメールを受け取り、まずはおめでとう!と返信をしたのです。

式の準備については、花嫁の母ができないことは仕方がないとあきらめていたのですが、いざ、入籍となると、うれしい気持ちと裏腹な思いがわきあがってきて居ます。

長女が、妹が着々と準備を進めるのを目の前にして寂しさを感じているといっていましたが、やっと、私の気持ちにもおさえていた寂しさが湧き上がってきています。

おめでとう!の気持ちにはもちろん変わりが無いのですが、何もしてやれない歯がゆさを感じます。
それなら、帰ればいいのですが。
それも、決心がつかず、、、

母も、このような思いをしていたのだろうなぁ。
今頃、思い至っているのです。
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日本語

2005年06月08日 | モンゴルについて
夫の知り合いの妹さんがまもなく日本に行く。
数ヶ月前から、モンゴル人の先生について、日本語を習っているのですが、日本人に復習を手伝ってもらいたいということで、お手伝いを頼まれました。

習ってきた、会話を私と繰り返すのです。
ずいぶんスムーズになってきて、日本に行った時に気後れしないで会話に入れるようお手伝いができていると思うのでした。

しかし、モンゴル人の先生が忙しくなったので、私に文法を教えてほしいというのです。
なんだか、そら来た!という感じがしたのは、そういう話を良く聞くからです。

最初の頼みから、必ずエスカレートするということです。

彼女は、感じのいい人で頼まれごとをされるのはちっともいやではないのですが、日本語をしゃべる人が日本語の文法を教えられるかというと、そうは簡単ではないのを、分かってほしいなぁ。

後、2週間をきったこの時期に、できることは、少しでもたくさんしゃべるということではないのかなぁ。
日本からの宿題は平かなとカタカナを書けるようにというのだから。

熱心に水を差さないで、楽しく会話をするにはなんて言ってあげたらいいのだろう。

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一番上の姉

2005年06月08日 | 風のこたろう裏日記

姉の命日が過ぎた。
ほんとに面倒見の良い長姉だった。
年が離れているので、よく母親と間違えられ義兄には父親のような優しさを感じ頼りにしている姉夫婦であった。

よく息子たちの友達がフラッと立ち寄ってはご飯を食べていく家で、有るとき
はあるように、無いときは無いように。
何も無くても、あわてることなく、あるときはさばさばとすっかりもてなしてしまうのであった。

母と幾分というかかなり性格の違う姉の、その、さっぱりさ加減をわたしはとても愛していた。
今、そんな、お付き合いができたらいいなぁと、思う。

できつつあるのかなぁと思うけれど、まだまだ。

母を思い出すときと姉を思い出すときの、心の湿り具合がちょっとちがうのは、生前の触れ合い方が違うからなんだろうなぁ。
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日本語科の学生

2005年06月07日 | チンゲル亭
携帯メールで、コーヒーでも飲みませんか?というメッセージが届きました。
貴方は、どなたですか?どこで会いましたか?と返信をしたら、3年生のボロロとバヤルです。教室で会いました。と答えが返ってきました。

ゲストでお話をさせていただいたときの学生でした。
なんだかちょっと心配でしたが、ちょうど、K さんがそばに居たので、いっしょにでかけることになりました。

TISの階段でその二人が待っていました。
見覚えのある顔です。
なんだか、ほっとして、うれしくなりました。

ほんとに好奇心旺盛で、まじめで知りたがり屋の二人です。
私たちと会う前に、日本センターで日本のテレビドラマを見てきたそうで、その中で分かりにくかった言葉が手帳にびっしり書いてありました。

ドラマの生きた会話をちゃんと聞き分けて、正しく書いてあるのです。
モンゴル人の音感のよさには、いつも驚かされます。
たとえば、「まじ」「しょうじきにいって」「

モンゴルのカミルトーンというロックグループの好きなKさんは、ノートに書いてあった歌詞を、彼女たちに訳してもらって、教えたり教えられたりの1時間あまりでした。

最後に割り勘という言葉を、教えてあげました。

こういう場合、大体において日本人で年上の私が支払うのですが、彼女たちは、律儀に私たちがお願いしたのだからと言って支払いをしようとしましたので、それではということになったのです。

相手のわからないメールに最初はどきどきしたのでした。
Kさんが居たおかげで、ちょっと冒険をしました。
冒険と思ったことは、たいそうな思い違いだったということも分かったのです。

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