(桑摘みより前の出来事です)
今シーズン最後のママレード作りをするべく、フルーツを買ってきました。
買ってみたのはスルガエレガント(駿河エレガントとも)。これは昭和45年、甘夏に文旦の花粉を交配して静岡県で開発された品種だそうです。駿河甘夏と呼ばれていたそうですが、昭和56年にスルガエレガントと商標登録されたそうです。
今回のテーマは、パッションフルーツを使ってみること(昨夏地元産のを買って果肉を掻き出して冷凍してありました)、そしていつも果肉をそのまま加熱するけれど、果汁の状態にしてクリヤなママレードにしてみること。
さてどうなりますことか。
さて肝心のママレードですが、果汁を絞った段階で一端休憩。翌日煮始めました。
スルガエレガントはペクチンが弱いなーと前も思ったし、文旦もペクチン弱めらしいと聞いていました。
案の定、折角なみなみあった果汁は固まらないままどんどん蒸発していきます。
ええい、パッションフルーツ投入だ!果物の種って、ペクチンが出るのではなかったかしら?
でも、トロピカルフルーツは、基本的にペクチン弱めだったのでした。
種があってもそれは一緒・・・・。
秘密のペクチン剤(柚子の果肉を袋ごと粉砕したもの)を少し投入したけれど焼け石に水。
結局それなりにとろみがつくまで煮詰めていたら、いつもと同じような具たっぷりのママレードに・・。なるほどね。
でけたわ。
![2008/6/4作柑橘とパッションフルーツママレード](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/27/2ec636d83a264ce36d6c412637ad225e.jpg)
2008/6/4作 パッションフルーツ入りママレード
(スルガエレガント、宇和ゴールド、パッションフルーツ、果糖、レモン汁、ゆず果肉)
具だくさんだけれど、おいしいママレードが出来ました。
(一番右は、脱気に失敗。フタがきちんと閉まっていなかったので液体が漏れました)
パッションフルーツは、煮詰めていくとフレッシュのときに特徴的な香りが少し薄れ、マンゴーに近い香り・味になっていく気がしました。
煮詰める工程の最後ぎりぎりに入れるとよかったのかな。
果汁を絞るというのは今回初めてだったけれど、それなりになめらかなものが出来て結構いいかも。
今回果肉を粉砕したあと漉したけれど、粉砕するだけでもいいかもしれません。
それでも滑らかさは維持されると思うし、絞りかすとして取り除いてしまったあの部分にペクチンが含まれているので、今回よりも固まり易いかも。
(この考察、来シーズンまで覚えてられるかな?)