(連日桑ジャム作りをしていた頃の出来事です)
毎日桑ジャムを作っていると、単調な仕事が延々繰り返すので、何かほかのものが作りたくなります(試験勉強中に部屋が片付けたくなる気分かな?)。
多分そうなるだろうと思って、タルト皮を仕込んでおいたのでした。
フィリングについては、いまいちよいひらめきがなかったのですが、ぱらぱらとお菓子ファイルを見ていたら、アーモンドクリームのバターなし版のようなレシピを発見。
よし、バターが貴重なこのご時世、これだわ。
■■桑の実入りタルト(堀井和子氏のブルーベリーのタルトを参考にしました)
■材料(18cmと20cmの丸形1個ずつ)
タルト皮
桑の実をさっと煮たもの
赤い実のジャム(今回は、ブラックベリー酒の実の裏ごし、桑の実ジャム、いちごジャム、ラズベリーフレークなどのミックス)
◎クリームとして
卵黄 3個
アーモンド粉 105g
砂糖 90g
卵白 3個
■作り方
(1)タルト生地を型に敷いて空焼きする。冷ましておく。
(2)クリームを作る。卵黄とアーモンド粉、砂糖半量を混ぜる(結構こてっとした固い生地)。残りの砂糖と卵白でメレンゲを作る。
(3)メレンゲを卵黄生地に混ぜていく。最初かなり固くて混ぜにくいので捨てメレンゲをしてよくかき混ぜる。最後の方はふんわり混ぜる。
(4)タルト生地にジャムを塗り広げ、コロコロした桑の実も散らす。
(5)クリームを流し込む。あればスライスアーモンドを上に散らしてもいいかも(ただしカットするときとても切りづらい)。
(6)170度のオーブンで25分。
焼いている間オーブンをのぞき込むと、なんと半球状に生地がふくらんでいます。
でも冷めたら平たく落ち着きました。

2008/6/11 桑の実タルト
一度に2個つくりました。こちらは直径20cmの方。真ん中の穴は、一応焼けたかどうか確かめた楊枝の跡です。
断面はどうかな。

2008/6/11作桑の実タルト断面
桑の実がところどころコロコロしているのが分かるでしょうか。
食べてみると、(私にしては)大成功!
中のフィリング部分は、酸っぱいジャムと、甘くてふわふわして、でもアーモンドのしっとり感もあるスポンジ部分がよく合います。
2台焼いて1台はひとにあげたのだけれど、これならそんなに恥ずかしくなかったです。
今回強いて問題点を挙げると、タルト生地かなあ。結構サクサクほろほろに出来るときもあるのだけれど、今回はちょっとがっちりしてしまいました。
伸ばして冷やしておいた生地を型に敷き込んでいるとき、暑さと湿気のせいでみるみるうちにダレてしまったのが原因かも。梅雨時期はタルトは難しいのだわ。