採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ハナビラタケとハナイグチ

2009-09-16 | +きのこ

今日は夏のような日差しの強さでしたが、季節はもう秋。
長野の山の方では、もう1週間前もからきのこの季節だそうです。

9月に入った頃、お友達がきのこ偵察に行かれたそうなのです。
まずはお店をチェック。
お店に出ていたら、山に生えているってことですものね。

お店には何とハナイグチが。長野ではジコボウ、もしくはリコボウ、北海道では落葉(ラクヨウ)と呼ばれて大変に人気のきのこです。
(落葉松と広葉樹の混生林、もしくはカラマツ林に生えるので、落葉、なのかな)

これは大変☆と、きのこスポットをパトロールしたところ、可愛らしいハナイグチと、ハナビラタケの幼菌を発見したそうです。
(わらびさん、感激さめやらぬ電話をありがとうございました~)

という訳で、貴重な初物なのに、試食してね~、と分けて下さいました。

ハナイグチもハナビラタケも、自分で調理するのは初めてのきのこです。
(多分食べたこともないと思います)
やった~☆ 初キノコ☆
わくわくして待っておりました。

2009/9/6ハナイグチ

こちらがリコボウ。
時によっては傘の直径15cmにもなるそうですが、まだ走りの、しかもかわゆい幼菌達なので椎茸くらいの大きさです。軸は長めです。
味には癖がなく、ぬめりが特徴のようです。
下ごしらえは、濡らさない状態でざっとゴミをとり、更に流水でゆすぎます。沸騰したお湯にさっとくぐらせ冷水にとり、更にゴミがあれば取り除きます。

2009/9/6ハナビラタケ

こちらがハナビラタケ(幼菌)。
全体が象牙色で、複雑な珊瑚のような形をしていて、ものすごく綺麗です。しかも幼菌のせいか、肉厚なのです。
図鑑を見ると、成長したものは先端部分が薄茶色になるようです。

水で洗って手で適当な大きさに千切って使いました。

2009/9/6ハナイグチ刺身

ハナイグチはとても新鮮なので、お刺身でも頂けると教えて頂きました。本当は、ナメコのようにおろし和えがよいそうなのですが、大根を切らしておりました。

なので普通のワサビ醤油。
つるんっとしていくらでも食べられてしまいそうな美味しさです。

2009/9/6きのこ汁

メインディッシュはこちら。きのこ汁☆

お醤油味の澄まし仕立てです。
具は、ハナイグチ、ハナビラタケ、人参、里芋。後から思いついて銀杏も。吸い口には三つ葉。

自分で作っておいてなんですが、も、ものすごく美味しいです!
里芋からもとろみが出て、まるであんかけのようなとろ~んとしたお汁になりました。

カツオだしもとったのですが、きのこからもよいだしが出ています。
ハナイグチは、つるん・ざくっ、という食感。ぬめりのせいで、エンドレスで食べたくなる類の食べ物です。そのせいか、「消化がよくないので食べ過ぎには注意」とあちこちに書いてあります。ふむ。みんなつい食べ過ぎてしまっているのね。

ハナビラタケはシコシコ・コリコリとした何ともいえない固めの食感です。茎ワカメやキクラゲを思い出させます。
姿形も美しいし、絶品の歯ごたえだし、すっかりハナビラタケのファンになってしまいました。いや、勿論ハナイグチも大ファンになったのですが、人気のきのこらしいので、おそらくライバルが多いだろう、と。ライバルが少ないものだと、自分で見付けられる可能性も高いかな~と思うのです。


外国ではこのぬめりのあるきのこはどうやって食べるのだろうねえ。このすまし汁の美味しさは、外人には分からないだろうね~、とダンナサマと感動しながら頂きました。
とても旨みの濃い、美味しいおつゆだったので、うどんを入れて水増し(?)してもよかったな・・・。でもお腹が減っていたので、うどんを茹でている余裕はなく、ついがっついてしまったのでした。

わらびさんふみえさん、美味しいきのこ、ご馳走様でした!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする