採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

柑橘 天香(あまか)

2016-02-29 | +フルーツ

2月中旬、我が家にいろいろな柑橘が揃っていました。
 

柑橘

一番巨大なものから時計回りに、晩白柚、ポンデローサレモン、甘夏、甘平、八朔、じゃばら、たまみ、麗紅、天香(あまか)、媛小春。
真ん中は金柑。
(かずさん、miyakoさん、ありがとうございました!) 

柑橘は新品種が氾濫状態で、最早覚えきれません。
店頭で見かけても、
「これは食べたことがあったような、なかったような・・・。好みだったっけ?」と悩んで、そのままひきさがることが多いです。 

好みの品種は、ある程度は覚えています。
文旦、甘平、春峰、媛マドンナ。
(基本的にはパリパリした食感で酸味があるものが好み)
ミカンサイズでオレンジ色のものが、どうも覚えられません。
昔食べて好きになったのは、せとか、だったか、何だったか・・・。 

柑橘あまか



こちらの天香(あまか) は初めての品種。
覚えるのが苦手なミカンサイズ系。
心して試食します。 

外見は・・・えーと、私的にはみかんぽく見えます。
皮が少しふわふわして触ると柔らかい系。 

柑橘あまか

皮は剥きやすいです。

中味はみかん色。
果肉はとっても柔らかくてジューシー。
じょうのうは果肉が柔らかいので、少し固く感じます。
味はとっても甘く、酸味はあまりなし。
みかんから酸味を取り除いて、更にジューシーにしたような感じです。 
種は、1個につき数粒あり、種無しは少ないようでした。 

よし、あまかは、立春よりも後に出てくるあまいみん、ってことね。覚えた!
とほぼ納得したのですが、品種の説明を調べてみると、私の印象とは何だか違うような?

年内に収穫されるカンキツはウンシュウミカンがほとんどであり,品種構成に片寄りがある。そのため,ウンシュウミカンと異なる高品質な早生カンキツとして開発された。
「清見」に「アンコール」を交雑して育成した品種。
果面は滑らかで、アンコール香を主体にオレンジ香に似た芳香がある。
・果肉は橙色で、じょうのう膜が非常に薄く,肉質が極めて柔軟多汁。
・無核果がほとんどで、有核果でも種子数は少ない。

ですって。
ミカンとは違う、オレンジっぽさが特徴のように書いてありますが、そういう芳香は今回は感じませんでした。
あと、じょうのう膜はあまり薄くなくて、しごいて食べようかな、とも思ったほど。
種も、種無しのものはあまりなかったかなあ。
資料には12月下旬~1月上旬が熟期とありましたが、2月上旬に出回っていたというのは少々遅いような?
(完熟を目指して長めにおいた、という可能性もあり)

新品種が開発されたばかりで、形質が安定していないのかもしれません。
引き続き(個人的に)調査しなくてはいけない柑橘です。

今のところとても珍しい柑橘なので、普通に手に入れるのは難しいです。
数年後には、関東にまで出回るかな?それを楽しみにしておこう。
その時まで忘れないように覚えておかなくては!
(ああ・・、忘れそう)


■参考情報
農研機構 品種紹介  あまか 

コメント (2)
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