採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ワンピースのシャーリング修理

2016-09-27 | +縫い物

シルバーウィーク、雨に降り込められて、室内作業がはかどりました。
長年後回しにしてきた縫い物に、ようやく着手することになりました。

ワンピースのシャーリング部分の修理です。
ウエストの両サイド、横15cm×縦10cmの範囲が2箇所、シャーリング加工がしてありました。
上側が普通の糸で、裏糸がゴムになっているというもの。
このゴムが伸びてしまい、ウエストがぷっくりふくらむようなシルエットになってしまったのです。

このワンピースは、だいぶ前、単身赴任中の父を訪ねた際、ノルウェーのオスロでみつけたもの。
ショーウィンドーのものを見て一目惚れし、何回も通って悩んだ末に買ってもらいました。
試着してみたら、「あら貴方はSサイズですね」と。
(身長167cm)
日本では絶対Lサイズなので、すごく驚いたのもいい思い出です。

ノルウェー人は概してみんなのっぽで、みんな見上げる程なのですよ。
街を歩くと周囲につられて何だか背筋がのびますし、170cm以上ある父でも群衆に埋もれてしまいます。
最高なのは、靴が選び放題。25cmだと日本では選択肢が非常に少ないのですが、どのデザインでもサイズがあるのです!

シャーリングが伸びてしまったのは数年前。
好きな服なので洋服修理の専門店に持っていって頼んだところ
「シャーリングの修理は出来ません」
と。
ええ~。プロなのに何もしてくれないのぉ~。

仕方なく、たまにベルトをして着たりしていましたが、ベルトをするデザインではないのです。
やっぱり直したい・・。

(そして×年経過) 

今やらなかったらいつやるの!?
おばあさんになる前に1回でも多く着よう!!とがんばりました。 

シャーリング修理

作業前の写真は撮りそびれましたので、直った後のみ。

うまくシワシワが戻りました。
濃い色の細かい柄で、縫い目が目立ち難いのが救いになりました。

シャーリング修理



着用時。
指さしているのがシャーリング部分。

(昔はSサイズでよかったけど、今はMサイズくらいになってるかもね・・・。もう××年以上経ってるし・・)

シャーリング修理

あんまり見せたくありませんが、裏はこうなってます。
裏布をあて、従来のシャーリングの縫い目と縫い目の間をミシンで縫い(同じところを縫うと布が傷むかなと心配して)、その間にゴムひもを通しました。
片側をミシンで固定し、ほどよい縮み具合に調整し、しつけで仮固定。試着。そしてミシンで固定縫い、という手順です。(全行程、手縫いでしつけ縫いしています)
(この後余計なゴムは切り落としました) 

皆さんだったらどう直しますか? 


裏から見るとひどいものですが、直せないプロより、直した私の方がエライよね!?
(そのお店の技術が低いだけで、ほかの修理屋さんをあたるという手もあったかも)

せっかく直したので、これを着てどこかにお出かけしたいものです。
長袖ワンピースなので、丁度今頃の季節向き。
腹筋もして、少しウエストをへこませて・・・。 


■参考情報
下糸をゴムで縫うシャーリング、とても難しそうで試してもみませんでしたが(だってプロが断るのですもの)、検索すると沢山の方が普通にやっていらっしゃるようです。
最近はシャーリングテープというものもあるようです。

普通のミシン糸をセットし、裏を上にしてほどよく引っ張りながらあてて縫うシャーリングテープ (下の方)
シャーリング糸(ゴムカタン糸)はボビンに手巻きして、ネジを緩める
縫ったときはゆるめだけれど、アイロンの蒸気をあててしっかり縮めるタイプのシャーリング 

コメント (10)
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