卵白使用のお菓子、研究中です。
ナッツと卵白を使用した、ブルッティ・マ・ブオーニというお菓子があります(かずさんが工程写真つきでレシピを解説して下さっています)。これは卵白泡立てのあと、じっくり火にかけて練らないといけないので、もう少し手軽なものを・・・。
ある本でみつけたロシェというクッキー(マカロン?)には「道具もいらず簡単なのにこんなにおいしいお菓子も珍しい」という解説がついていました。
かなりの褒め方では?
興味が湧いて作ってみることにしました。
■■ロシェ(『人気ケーキ・菓子をつくる本』(河合重久著, 旭屋出版))
■材料
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(a)本の0.3倍 |
(b)本の0.2倍で ココア入り |
ナッツ |
150g |
100g |
粉砂糖(ふるっておく) |
112g |
75g |
卵白 |
24g |
18g |
ココアパウダー |
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5g |
くるみを使って(a)の分量、ヘーゼルナッツを使って(b)の分量で作ってみました。
■今回の作り方
(1)胡桃は、なんだかナッツの粉にまみれていたので、ゆすいで、オーブンに短時間入れ乾かした。これを手で砕いた。皮はついたまま。
ヘーゼルナッツの場合は、オーブンで軽く焼いて皮をこすり落とし、包丁で粗く刻む。
(2)ナッツに粉類(ふるった粉砂糖、ココア)を加えてよく混ぜる。
(3)このボウルをオーブンに入れ、全体を40度くらいに温める。
40度かどうかは分からないけれど、ボウルが熱々になってしまったので取り出しました。
(4)本来は溶きほぐした卵白をここに加えるのだが、温かいので溶けるだろうと凍ったまま入れた。
(5)よく混ぜて、スプーンで掬って2cmくらいの大きさにしてやや広めの間隔で天板に落とし、こんもり形づくる。
本には濡らした手で丸めるとあったが、ナッツが粗すぎたのか、ゴロゴロしてしまって丸めることは不可能でした。
(6)130度のオーブンで1時間~2時間焼く。
焼き時間に幅がありすぎるような・・・。
結局、プレーンタイプの場合はきつね色になるまで約2時間、ココア入りの場合は約1時間40分、ガスオーブンで焼きました。
味は、カリカリして結構美味しいです。ナッツが好きなので、止まらなくなりそうです。
特にココア味の方は、ナッツ多め・砂糖生地部分少なめで、甘さがとても少なく感じて、何個も食べてしまいます。
でも、「こんなに美味しいお菓子もない」という程ではないような・・・?
(何個も食べておいて何を言うか、という感じですが)
でも、簡単なのは確かかな。
焼き時間はかかるけれど、手間は少ないです。
また作ってもいいな。
次は、ちょっと手間はかかるけれどブルッティ・マ・ブオーニに挑戦してみよう。
ところでこの『人気ケーキ・菓子をつくる本』、バーゲンブックで買ったのですが、レシピが不親切な本でした。
材料欄に、(○cm×○cmのケーキ△個分)とはあるけれど、どのサイズの型をいくつ用意したらよいかの記載がないのです。
材料、使用する型のサイズと数量、出来上がりのケーキの大きさ、を順序立てて整理しておいてもらわないと、生地を作って型に流した段階で、あれ、生地が大量に余るけど?みたいなことになりかねません。
編集者が手抜きしたのかなあ。
美味しそうなお菓子が沢山あるし、レシピもいいものなのだろうけれど、本の出来としてはお粗末ではなかろうか。勿体ない。