熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

国立劇場前庭の春の花

2013年03月15日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   10日ほど前に、国立劇場の庭の梅が満開だと書いたのだが、もう、全く梅の花は消えていて、桜の花が咲き始めた。
   この口絵写真は、神代曙と言う品種の桜だが、この程度に咲いたのが、2~3房あり、もう一週間で満開であろう。
   ソメイヨシノよりも一寸早いと言うところであろうか。
   

   国立劇場正面の小さな桜の木、熊谷桜は、今、満開である。
   故市川團十郎が、昨年の3月の「一谷嫩軍記」に出演した時に、熊谷市から送られたのを手植えしたのだと言うのだが、たったの一年で花を咲かせたが、植えた主は、もうこの世にはいないと言う儚さ。
   「十六年は一昔、夢だ夢だ」 あの慟哭が聞こえてくる。
   大きく成長すれば、真正面の真ん中であるから、素晴らしいシンボルツリーとなるであろう。
   

   今咲いている花で一番目立つのは、ユキヤナギであり、他には、黄色いサンシューユやヒュウガミズキが咲いている。
   一本、その隣に、馬酔木がピンクの花を咲かせている。
   その間に、良く知らなかったのだが、ベニガクと言う房状の花か何か分からない感じの花が咲いていて、中々、形が面白い。
   
   
   
   
   

   一寸面白いのは、これも、まだ、咲き始めたところだが、マンサクが花らしくない姿で、スタンドバイしている感じである。
   カンサラサと言うボケが咲いているのだが、これは寿命が長いのか、梅が咲いていた時にも咲いていた。
   今、公演中の福助の「隅田川花御所染」の休憩時間に、庭を歩いたのだが、暖かくなって涼風が気持ちが良い。
   殆ど、庭を見る人はいないのだが、静かに季節を待って咲く花は風情があって中々素晴らしい。
   
   
コメント
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