熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉・東慶寺と明月院の梅

2015年02月25日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   これまで、鎌倉の梅の風景を見たことがなかったので、我が庭の梅が満開でもあるしと思って、何時ものように、まず、東慶寺に向かった。
   しかし、咲いてはいるのだが、早梅だけのようで、まだ、本格的ではなく、殆どの梅が、蕾が固くて、梅見の時期には、少し早かった感じである。
   
   
   
   

   白梅と紅梅だが、詳しくないので良く分からないが、それ程、特別な梅の木はなさそうな感じで、山門を入ると金仏まで、参道の両側に並木状に梅が植えられているので、満開になれば、壮観なのであろう。
   金仏あたりから山門を望むと、対岸の円覚寺の山並みが展望できるのだが、向こうの弁天堂のある茶店からは、東慶寺の全景が良く見える。
   
   

   境内に、今咲いている花は、ロウバイ、サンシュユ、ボケ、福寿草、椿、水仙、ミツマタ、クロッカス、それに、早咲きの桜で、小さな木で小さな清楚な花を咲かせている。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   梅の木に、小鳥が飛んで来たと思ったら、ジョウビタキであった。
   すぐに飛び去ってしまったが、幸い姿を捉えることが出来た。
   万両が沢山の実をつけて、あっちこっちの木陰に植わっていて目を引く。
   小鳥が多い筈なのだが、殆どの木は実を落とさずにたっぷりと実が残っている。
   アオキも実をつけているが、鎌倉のアオキの実は、赤い色に緑の部分が残っていて、千葉のわが庭の全体真っ赤な実と違っている。
   
   
   

   東慶寺から歩いて、ほんの10分足らずで、明月院に着く。
   ここには、梅の木は少なく、今は、花が一番少ない時期の花の寺であろうか。
   まず、梅の花だが、竹林の前に大きな紅梅が一本あって、ロウバイの黄色の花越しに、綺麗なピンクの花を鏤めて、バックの竹林に映えて美しい。
   もう一つは、開山堂横、洞穴のやぐらの前に紅白の梅の木が植わっていて、綺麗に咲いている。
   山門の屋根から、リスが、梅の木に飛び移った。
   この寺では、リスの餌付けをしていて小屋を造っており、ウサギも飼っている。
   
   
   
   
   
   

   地面に沢山咲いているのが、クリスマスローズで、紫と白の2種類で、この花は地面に張り付いたような状態で植わっており、それに、花そのものがしたを向いているので、鑑賞に堪え難いのが難である。
   
   
   

   相変わらず、本堂の和室の丸窓からの庭園尾眺めは美しくて、今回は、白梅の花が彩りを添えている。
   それに、左手の生け花、そして、隣室の仏間の右手前の生け花も、いつ見ても素晴らしくて、日本の美意識に感激している。
   
   
   
   

   アジサイの季節なら、明月院ブルーの美しいアジサイが咲き乱れて、立錐の余地もない程の混雑ぶりなのだが、今は、訪れる人も極わずか。
   竹林もアジサイの参道も、ひっそりと静まり返っていて寂しい。
   
   
コメント
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