子供や孫たちのために、その年齢になると、毎年、ハローウィンの季節に、カボチャを細工して、ジャック・オー・ランタンを作ることにしている。
1973年に、フィラデルフィアに居た時に、長女のために作ったのが最初であるから、もう、半世紀近くも、断続的に続けていることになるのだが、今回は、4歳の孫娘のために作ってみた。
まず、ジャック・オー・ランタン用のオレンジ色の適当な大きさのカボチャを取得することが大切で、ハローウィンの伝統のある欧米なら何でもないのだが、日本では、大きなホームセンターなどが近くにあると助かるが、まず、この取得が大変である。
今年は、コロナの影響もあって生産が3割減と品薄で高騰しており取得が難しいとの事前情報であったが、幸い、1ヶ月前で早かったが、いつもの近所の花屋さんで見つけて買っておいた。
用意するのは、カボチャをカットしたり目鼻や口を細工するための先のとがった細めの包丁と、中の種や贓物を綺麗に掻き出すための大きめの金属製のオタマジャクシ、
ジャック・オー・ランタンの顔かたちは、自分の好みで、毎年、違うのだが、適当に決めて、カボチャの上に水性のマジックで、目鼻口を書き入れる。
次に、カボチャの中身を取り出すための開閉口とローソク台にするために、カボチャのへたを中心にして、10センチ弱くらいの大きさを輪切りにして抜き取る。
前には、開口部を上にして、帽子のような形に輪切りしたことがあるのだが、見栄えが良くないので、最近は、開口部は、下部にしている。
カボチャの中身を取り出して、綺麗な壁面にするのが一番大変だが、これが終れば、目鼻口を細工するために包丁を入れてカービングする。
カボチャにマジックで描いた線が残っておれば、水で拭き取れば綺麗になる。
切り取ったヘタ部分のローソク台を、綺麗に水平に細工して、ローソクに灯を点す。真ん中において、ジャック・オー・ランタンの本体を被せればできあがりである。
約30分弱の作業だが、カボチャの中身出しなどで、幼稚園児の孫娘に手伝わせたのだが、楽しんでいた。
長女は、フィラデルフィアに居た時に、ハローウィンの日に、思い思いの魔女やお化けに仮装した子供たちと一緒になって、ドレスを着て仮面をつけて、近くの家を1軒ずつ訪ねて「トリック・オア・トリート(Trick or treat. )「お菓子をくれないと悪戯する」と唱えて廻って、お菓子を貰って帰ってきていた。
ところで、ハローウィンは、元々、古代ケルトのドルイド教の、新年の始まりである11月1日のサウィン(Samhain)祭であったと言うことで、悪魔やサウィンなどを崇拝し、生贄を捧げる宗教的な行事であった筈が、アメリカに移ると、「ジャック・オー・ランタン」や子どもたちが魔女やお化けに仮装して家々を訪れてお菓子をもらうといった民間行事として定着してしまい、日本においては、宗教的な祝祭本来の意味合いは完全に消えてしまって、若者たちのどんちゃん騒ぎのお祭りになってしまっている。
どうしても、お化けという印象が強くて、スコットランドのお化け屋敷エディンバラ・ダンジョン(Edinburgh Dungeon)のオドロオドロシイお化けを思い出してしまうのだが、これらが、ドルイド教の雰囲気を残しているのではないかと思っている。
イギリス人は、お化け好きで、お化けが出ると言う噂さだけでもその住宅価格が一気に高騰する国なのだが、同じお化けでも、ハローウィンのお化けは、もっと北側のケルト系の住人の多い暗くて陰鬱な嵐模様の風土、まさに、リア王やマクベスの世界が生み出した文化のような気もしないわけではない。
とにかく、ハローウィン、
月末の10月31日である。
1973年に、フィラデルフィアに居た時に、長女のために作ったのが最初であるから、もう、半世紀近くも、断続的に続けていることになるのだが、今回は、4歳の孫娘のために作ってみた。
まず、ジャック・オー・ランタン用のオレンジ色の適当な大きさのカボチャを取得することが大切で、ハローウィンの伝統のある欧米なら何でもないのだが、日本では、大きなホームセンターなどが近くにあると助かるが、まず、この取得が大変である。
今年は、コロナの影響もあって生産が3割減と品薄で高騰しており取得が難しいとの事前情報であったが、幸い、1ヶ月前で早かったが、いつもの近所の花屋さんで見つけて買っておいた。
用意するのは、カボチャをカットしたり目鼻や口を細工するための先のとがった細めの包丁と、中の種や贓物を綺麗に掻き出すための大きめの金属製のオタマジャクシ、
ジャック・オー・ランタンの顔かたちは、自分の好みで、毎年、違うのだが、適当に決めて、カボチャの上に水性のマジックで、目鼻口を書き入れる。
次に、カボチャの中身を取り出すための開閉口とローソク台にするために、カボチャのへたを中心にして、10センチ弱くらいの大きさを輪切りにして抜き取る。
前には、開口部を上にして、帽子のような形に輪切りしたことがあるのだが、見栄えが良くないので、最近は、開口部は、下部にしている。
カボチャの中身を取り出して、綺麗な壁面にするのが一番大変だが、これが終れば、目鼻口を細工するために包丁を入れてカービングする。
カボチャにマジックで描いた線が残っておれば、水で拭き取れば綺麗になる。
切り取ったヘタ部分のローソク台を、綺麗に水平に細工して、ローソクに灯を点す。真ん中において、ジャック・オー・ランタンの本体を被せればできあがりである。
約30分弱の作業だが、カボチャの中身出しなどで、幼稚園児の孫娘に手伝わせたのだが、楽しんでいた。
長女は、フィラデルフィアに居た時に、ハローウィンの日に、思い思いの魔女やお化けに仮装した子供たちと一緒になって、ドレスを着て仮面をつけて、近くの家を1軒ずつ訪ねて「トリック・オア・トリート(Trick or treat. )「お菓子をくれないと悪戯する」と唱えて廻って、お菓子を貰って帰ってきていた。
ところで、ハローウィンは、元々、古代ケルトのドルイド教の、新年の始まりである11月1日のサウィン(Samhain)祭であったと言うことで、悪魔やサウィンなどを崇拝し、生贄を捧げる宗教的な行事であった筈が、アメリカに移ると、「ジャック・オー・ランタン」や子どもたちが魔女やお化けに仮装して家々を訪れてお菓子をもらうといった民間行事として定着してしまい、日本においては、宗教的な祝祭本来の意味合いは完全に消えてしまって、若者たちのどんちゃん騒ぎのお祭りになってしまっている。
どうしても、お化けという印象が強くて、スコットランドのお化け屋敷エディンバラ・ダンジョン(Edinburgh Dungeon)のオドロオドロシイお化けを思い出してしまうのだが、これらが、ドルイド教の雰囲気を残しているのではないかと思っている。
イギリス人は、お化け好きで、お化けが出ると言う噂さだけでもその住宅価格が一気に高騰する国なのだが、同じお化けでも、ハローウィンのお化けは、もっと北側のケルト系の住人の多い暗くて陰鬱な嵐模様の風土、まさに、リア王やマクベスの世界が生み出した文化のような気もしないわけではない。
とにかく、ハローウィン、
月末の10月31日である。
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