ドラマ「Rookies」に見る夢実現のしくみ

12月、音楽の教員が子ども達向けにアンケートを行いました。
「卒業に向けて演奏してみたい曲は?」
という内容です。6年生を送る会や卒業を祝う会で演奏するものです。

回答で最も多かった曲がドラマ「Rookies」テーマソングであるGReeeNの『キセキ』でした。どんな歌なのかくらいは私も知っていますが、ドラマの方はあまり見ていませんでした。子ども達の興味を把握せずに指導するわけにはいきませんから、一度ドラマをしっかり見ることにしました。

ストーリーが単純明快、ドラマのメッセージが小学生の子ども達の心にも“直球”で届くもので、素直に感動させられるものだと私は感じました。何しろ、主人公の川藤先生は「教え子の夢を応援したい!」という一点がまったくぶれない。その真っ直ぐさは自分自身の身を顧みず、相手との駆け引きもなにもなく、教え子や同僚教師の心にグサッと刺さっていくもの。川藤先生がピクリともぶれないために、相手が変化するしかなくなるわけです。

これは苫米地英人先生が著書の中でうったえている、「コンフォートゾーン」を高いレベルに動かすということとまさしく一致します。

野球をあきらめていた教え子たちのコンフォートゾーンは、彼らが「パラダイス」と称して遊び空間にしてしまった野球部室に象徴されます。何かがあるとみんなその場所に戻ってしまう。「パラダイス=野球部室」が安心地帯になっています。

この「コンフォートゾーン」を高いレベルに無理矢理引き上げようとしたのが川藤先生でした。

「夢」をキーワードにして、「甲子園大会出場」という無謀とも思える高い目標を設定する。この「甲子園」ということに対して、教え子たちが臨場感を持てるように川藤先生は指導していく。それができるのは、川藤先生の中に「夢に向かって進む力は教え子を必ず成長させる」という確信、信念があるからだと思います。

ドラマの中で、教え子たちは一気に「コンフォートゾーン」を高めます。
自己認識を高めていきます。
川藤先生の「アファメーション(肯定的自己宣言)」によって「コンフォートゾーン」が動き、それが周囲をも動かしたわけです。

その結果、部室は掃除をしてきれいになり、グラウンドは草むしりをして整理され、そっぽを向いていた部員達が一人、また一人と心の底の願望を表に出して復帰してきました。この川藤先生の努力は決して「苦」ではなく、ドラマの中でも楽しくて感動的な姿として描かれています。

まさに「夢実現」への成功法則に則ってストーリーが進んでいくドラマだと私はとらえました。



2009年、おそらく、私の教え子たちが選んだ曲「キセキ」を指導することになるでしょう。
そこで、1月8日、始業の日、教室に入った時の第一声は川藤先生の口癖をパクることに決めました(笑)

「夢にときめけ! 明日にきらめけ!」

これですっ!!!
「先生、クサイよ~!」という子ども達の声が聞こえてきそうですが、いいんです!
直球勝負で行かせてもらいます!


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