フェロー必読書 「ポジティブ思考」

ジグ・ジグラーのポジティブ思考―可能性を開く6つのステップ
ジグ・ジグラー
ダイヤモンド社

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この本はマインドマップ(R)フェロー必読の書です。
すでに読後のメモマインドマップはできていますので、後日、清書マインドマップは紹介させて頂きます。

ちなみに添付した画像は私が本気読書をすると本はこうなるという参考画像を載せました。井上式読書法です。
ペーパーカバーはメモのマインドマップ。横にはキーワードを書いてインデックスにした付箋の山。「この本は確実に自分のものにする!」と決めた時には、この状態から本気モードのマインドマップに描き直します。


さて、本の中の一文を引用します。

「テキサス州のベイ・シティ高校のカリキュラム担当者であるサム・マグリットは、本書で語られている哲学を小学校五年生か六年生の時期に教えれば、性教育も麻薬教育も、キャリア教育も不要になるだろうと思っている。」

「バランスのとれた成功には健康、富、そして幸福が含まれている。そうした成功に欠かせない基本条件は正直さ、優れた人格、信念、誠実さ、愛情、そして忠誠心である。」

「成功や幸福は目的ではない。それは、終わりのない旅なのだ。この旅を始めれば、あなたは現在の「自発的に仕事をする人」(やる気のある人)という立場だけでなく、「自ら進んで与える人」という立場にもなれる。」

「小さな目標を作ってはならない。人の心を揺さぶるような力がないからだ。」


この本、あまりにも示唆に富んだ言葉が多いです。
フェローの先生方は是非とも、というよりも、必ず読んで下さいね!
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ホールブレインバレーボール理論 「潜在意識へのアクセス」

辰巳ジャンプの子ども達は、今日も一歩成長してくれました。

昨日試みた「右脳のスイッチ理論」を使ったサーブ練習。今日はさらにスピードアップさせて、頭で考えられない状況に近づけたところ、次々とサーブ開眼していく子が増えていきました。その相乗効果は大きくて、サーブ以外のレシーブやスパイクの技術向上まで影響を与えていました。これは技術の問題ではなく、心の影響です。
「チャレンジしてみたい!チャレンジしてみよう!」というポジティブな気持ちが根づいてくれば、その心に合わせて体が勝手に動きます。体を動かしてボールに向かっていくということは、その潜在意識の中に「成功イメージ」を持っているからできることです。

練習や試合の最中に指導者側が意識することは、潜在意識の「成功イメージ」から行動を起こしたその子が、
①成功したら次の成功へと自分から向かうので、タイミング良く賞賛してあげる。
②失敗したら「TEFCAS」のサイクルに入れてあげるような言葉かけをする。
この二つです。


「TEFCAS」とは、トニー・ブザン氏が編み出した成功サイクルです。

①Success(成功イメージ形成)
 まずは自分のしていることが成功すると信じて行動を起こす。

②TryーAll(試行・・・やってみる)
 できること、考えられることすべてをやってみる。

③Event(事象・・・何かが起こる)
 試行したら必ず何かが起こる。成功かもしれないし失敗かもしれない。それをどう受け止めるかは自分しだいだ。

④Feedback(フィードバック・・・自分に返ってくる情報)
 事象から得られる情報を五感で敏感にキャッチする。バレーボールの場合は主に「VAK」で捉える。サーブであれば、ボールの動きを視覚で捉え、ボールを打った瞬間や床に落下した時の音を聴覚で捉え、腕のエネルギーをどのようにボールに伝えたら良いかを触覚で捉える。
 ここでは成功や失敗に心を左右されず、オープンな心でフィードバックを受け取ることが大事になる。
 子どもがフィードバックを受け止めようとしないで惰性で練習をしていたら、そこで指導者の声かけが必要となる。「どこを見ながら打っていた?」「ボールは手のどこに当たったの?」「トスをどこに投げたら成功したの?」などなど・・・

⑤Check(チェック・・・点検する)
 自分を自慢することも卑下することもせず、最終的な目標(成功イメージ)に向かって建設的に自分を見つめる。そしてチャレンジしている自分をしっかり励ます。「大丈夫!」「絶対できる!」「何度でも挑戦しよう!」

⑥Adjust(修正・・・より良く直す)
 「サーブをうまくなりたい」という願いが弱いと、修正段階で耐えられなくなって練習をいいかげんにやり出すことになる。だから最初の「成功イメージ」を強く作ることが大事なのである。最初のモチベーションが高い子は、この段階でたくさんの修正ポイントを見つけることができるし、コーチからの助言を素直に受け止めることができる。

⑦Success(成功)
 サーブの場合は試合で点が取れるようになって初めて本当の成功と言える。しかし、初心者レベルでは、相手コートに入ることが成功イメージである。一人一人がまったく違ったレベルの「成功イメージ」を脳に抱いて練習をしているのである。チームとしては、できるだけ早い時期に「試合でサービスエースを取る」または「誰にも取れないサーブを打つ」と最高レベルの成功イメージで練習することができるようになりたい。



こうした「TEFCASサイクル」を無意識に行えるようにすることが潜在意識の強化につながると思っています。つまりこのサイクルを習慣化することができたら、間違いなく成功の道へ歩み出すことになるわけです。
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ホールブレイン バレーボール理論 「右脳のスイッチ」

2学期制の江東区。今は前期の最終盤です。
実は学級担任をする者にとって、この1,2週間が最も忙しい時期なのです。なんたって、通知票を書くシーズンですからね。

そんな中でも辰巳ジャンプの練習は休みません。井上を慕って練習に参加してくる子ども達がいる限り、練習に足を運びます。純粋にバレーボールが上手くなりたいと思って頑張っている子ども達の期待には応えなくてはなりません。


さて、8年ぶりに都大会どころか支部決勝大会の出場もできなかった辰巳ジャンプなので、このブログで、今後に向けて『ホールブレインバレーボール理論』というものを試行錯誤していこうと思っています。

今日の練習でひとつ試してみたことがありました。サーブ練習のスピードを上げたのです。

脳の潜在能力を引き出すための手段に、左脳のスイッチを強制的に切って、右脳のスイッチを入れるという考え方があります。例えば、読書の仕方では、一文字一文字熟読をしていくという読み方は、左脳の論理的なスイッチが入っている状態で読み進めていることになります。この読み方を猛烈なアップスピードに切り換えることによって、論理的な思考モードが停止し、視覚情報をまるで写真で映すかのような、または映画をみているかのようなモードに切り替わります。こうしてまるで自分をカメラにしたかのようなモードで読むことで、文字情報を10~50倍のスピードで頭の中に入れることができます。読書中にあれこれ考えていることはありません。まずは情報を取り入れ、その後に整理して定着させるという方法です。


この考え方がサーブ練習に通じるかどうか? 試してみました。


これまでの練習では、20分間で100本のサーブ練習をするという、小学生バレー界ではかなりゆっくりモードでやらせていました。当然、1本と1本のサーブ間にゆっくりと考えながら練習しています。つまりこの練習中に、脳は「左脳的」な動きをしていると思われます。

今日は20分間を17分間に短くしました。
現在の辰巳ジャンプはほとんど素人同然ですから、3分短くするだけでも、かなりのスピードアップ感があります。時間内に100本を打つために、1本1本の合間無く、どんどん打っている状態が今日は生まれました。

「左脳停止状態」に近づけて練習しているので、当然、見た目では「何も考えずにただ打っているだけ」のように見えます。ところが私がねらっていたのは「右脳フル回転状態」だったので、とにかく打てば良い。ミスサーブであっても気にせずに、どんどん打つ!打つ!打つ!
ていねいさに欠ける面があったので、(サーブが下手になっちゃうかな?)と不安も感じましたが、ダメならまた直せばいいくらいに構えて、次のまとめの練習です。

スピード練習をやらせただけではダメなんです。
これを体の中に定着させるための「まとめの練習」をしないといけません。
そこで、普段からやっている練習でまとめ。

コート内にいる6人に向かって、試合と同じように3分間一人でサーブを打っていく練習です。この練習で子ども達が打っているサーブが、これまで以上に安定感がありました。

どうやら「右脳スイッチの練習」と「左脳でまとめる練習」をセットにすることは効果があるような感じがします。証明できたといえるほどではありません。しかし、今日の練習で得た「たぶん自分の考えたことは合っているのだろう」という実感があります。

また明日も「ホールブレインバレーボール理論・・・右脳のスイッチ」を試してみるつもりです。
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