今日は節分ということで、いよいよ暦の上では春に向かって行きますが、そういえば昨年の冬至に訪れた銚子電鉄ネタをアップしそびれていました (^^;)。まぁ、先月はそれほど東横線8000系に入れ込んでしまった次第です……。
それはさておき、銚子電鉄の主力といえば元営団のデハ1001・1002、そして元伊予鉄のデハ801ということで、元近江のデハ701はワンマン化されているにもかかわらず車体がやや小ぶりなため、個人的にはこれまで何度銚子を訪れても営業運転に当たりませんでした (-_-)。正面2枚窓のマスクと側面の2扉の組み合わせは、如何にも地方の小私鉄の電車らしく好ましいデザインではあるのですが……。
しかし、この日ついに念願のデハ701営業運転に当たりました! 銚子からデハ1001に揺られてさっそく仲ノ町に到着しますと、何と庫内にデハ701の姿がない!! これは速攻で下車したうえで入場券を購入し、銚子行きとして到着するところを車庫側から待ち構えよう!と瞬時に判断しまして、待つことしばし……。何と、それまで側線で寝ていたデハ801も動き出して連結され、麗しの重連シーンが実現しました!! \(^O^)/
そして、発車直後は速攻で後追い! ううーん、この力強い走りの表情とバックの醤油工場の組み合わせ……地方私鉄の古き良き時代が目の前に再現されているようで、思わずウットリです (*^^*)。ここ1年間の銚子電鉄の目まぐるしい変化により、いつの間にか醤油色塗装で残る営業用車両はこの2両のみ。しかも2両ともシルヘッダー付き釣掛式電車……。銚電黒歴史を象徴する (?) この塗装も、ゴリラーマンHMと飾り帯を消した今では好ましさすら感じられ、車体の重厚さを盛り上げているようにも感じられますので、この2両による重連を撮影できたのは本当にラッキーだなぁと思わずにはいられません。
ただ、そんな感動のシーンもこの日は束の間の奇跡で終わってしまいました。一応この日は週末につき、2両連結のまま日中の運用に入って多くの客をさばくのだろう……という期待も空しく、銚子から戻ってきたデハ701は仲ノ町で切り離されてしまい、終日デハ801の単行となってしまいました (爆)。要するに、車両交換目的による1駅だけの増結だったようで……。この日は冬至とは言いながら、週末でそれなりに客足は多く、特に複数の団体が重なった列車はデントほどではないにしても超満員でしたので (運悪くそんな列車に乗っちまっただぁ……@_@)、もうこの際、土曜休日の団体利用が多い時間帯は最初から2両編成にして頂けないものだろうかと思わずにはいられません。そうなればデハ701・702の稼働率も上がってファンは大喜びでしょうし、銚子電鉄に旅情を求めてやって来た観光客の皆様も悲鳴を上げずに楽しめるでしょうから……。