地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武6050系区間快速・冬空に映える

2008-02-20 21:20:56 | 大手民鉄 (東武)


 さる日曜日、いつもお世話になっている「ぱれっと」さんと大宮にてミニオフ会を行い、お互いイベントの際に余分に購入しておいたブツを引き渡し、しばし最近の鉄事情をめぐる濃厚な会話で盛り上がりました。特に、お互い東急経験が長いことから、去る1月13日の東横線8000系さよなら運転をはじめとした東急ステンレスカーの話題は最高にヒートアップ! その他、各地で最後の活躍を続ける昭和の名車のあれこれにも話題はめくるめく及び……約3時間があっという間に過ぎたのでした。改めまして、楽しい時間をどうもありがとうございました! (^O^) 
 そんなミニオフ会に先立ち、最近はとにかく東急や秩父に重点を置いてきたため、すっかり東武がおざなりになってしまったことを思い出しました (^^;)。王者・6050系も区間快速メイン化されて以来余り撮っていませんし、8500系も多忙ゆえ田都での出勤ついで撮影が中心となり、東武線内で撮り貯めてない……。


 
 そこでこの日は、夕方に大宮に着くのに最適な撮り鉄活動として、久しぶりに東武の春日部以北で撮影してみることにしました。特に、トブコ以北の日光線で撮影するのは、昨年の黄金週間に板倉東洋大前で少々撮影して以来です (^^;)。というわけで、降り立ったのは杉戸高野台。昼下がりのニュータウンの駅には人影もまばらで、少々歩くと広がる田んぼには折からの強い冬型の気圧配置のため猛烈な季節風が吹き荒れ、カメラを構えると風で望遠レンズが煽られまくり (爆)、体感温度は間違いなく零下……と、何ともヒサンな撮影条件でしたが (手ぶれ補正がなければ全く撮れませんでした ^^;)、その代わりに冬空の色は深く、斜光線は強烈!
 そんな凛とした空気の中、ファインダーの中で踊る6050系の輝きは、まことに「日本最後の料金不要長距離列車の代表格」の名に恥じないものがあります! 
 ただ、トブコ以北で「区間快速という名の実質的普通列車」に身をやつした6050系の表情はどことなく寂しげで、実際のところ空席も多数 (逆にスペーシアは満員御礼) ということで、すっかり東武の特急誘導策が定着し、快速列車と6050系の存在が徐々に安楽死の方向へ向かいつつあるのではないか……と思わずにはいられない雰囲気があるのも事実です (-_-)。だからこそ、6050系の偉大な勇姿を記録する鉄活動も、いつかやって来る激変の前から地道に……と、改めて強く思ったのでした。(※今回の2枚の画像は、目立つ影をレタッチで消しております)