
私は旅ヲタにしてカメヲタであるために、毎年怪社の若手社員研修旅行の引率役に抜擢されているのですが (実質的には懇親会での乾杯音頭取り役と記念写真役。笑)、旅行会社との交渉担当者からこのたび「今年の旅行の宿泊先は別所温泉で決定~」との連絡を受け、思わず鼻血がブッと飛び出るほどの喜びが……(^^;)。そう、上田交通別所線は私が中2の夏休みに生まれて初めて夜行列車(→新宿発長野行の115系普通列車) に乗って訪ねた記念すべき路線であり、当時ほとんど誰も注目していなかった旧型電車天国を心の底から満喫したのみならず、別所温泉の共同浴場に入って北向観音を拝観し、「これが旅というものなのだなぁ……」ということを中学生なりに理解 (?) した思い出の地であります。
しかし、別所温泉はそれ以来いつも上田交通→上田電鉄訪問のついでに共同浴場に入るばかりで、肝心の宿泊を体験したことはなかったというこの恥ずかしさ……(^^;;)。それを一気に美味いメシの宿で挽回し、しかも投宿後と早朝の自由時間には別所温泉駅あたりまで散歩に行く時間もありそうだということで楽しみ♪

というわけで、2年前のGW明けに長野電鉄を訪れた翌日、屋代線・しな鉄を経て久しぶりに訪ねた上田電鉄の画像を記念アップしましょう。……と申しますか、既に東急1000系が投入されてからそれなりの時間が経過しており、珍しくも何ともないシーンですが……とにかく丁度2年間アップしそびれたカットです (滝汗)。
個人的に、最近の上田電鉄におけるお楽しみといえば圧倒的に7200系丸窓ラッピング編成であり、これから永きにわたって走り続けるであろう1000系はたとえちょんまげ前パンであるとしてもどちらかと言えば二の次的存在であることは否めません (汗)。やはりダイヤモンドカットの正面やコルゲートがシブく強烈な印象にして、かつ私が生まれた頃からガンガン走っていた7200系の魅力には、どう頑張っても1000系は及ばないわけで……。とはいえ、既に6編成中4編成が1000系となった以上、日中に7200系が2本走ることは最早期待できず、1本が7200系、もう1本が1000系で来れば丁度イマドキの池多摩線みたいで丁度良いかな?という程度の心づもりで上田に向かったのを思い出します。しかし……2年前の訪問時には、フタを開けてみれば日中の運用は全て1000系……。空気が湿気を帯びて霞んでいたこともあって、今ひとつ気合いの入らない撮影行となってしまったものです。
しかし、その後の東急における諸々の趨勢、および伊賀鉄道に転じた1000系改め200系の現状を考えるにつけ、実は1000系が赤帯・幕というオリジナルな姿を保ったままちょんまげ前パン化されていることは大いに喜ぶべきことなのではなかろうか……と考えが変わりました (^^;;)。今度の研修旅行ついで鉄はごく短時間なものになりそうですが、そんな1000系との再開が早くも楽しみです。