地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

みすずかる大糸線旧国をつくる (上)

2011-05-13 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 果たしてスカイブルーの装いを鉄コレ大糸線旧国の発売前に施せるか?!



 クモハ51半流とクハ55平妻400番台の素組み。



 クモハ43 800番台とサハ45の素組み (サハ45は便所付)。



 ちょいと一ひねり、クモハ54ノーシルヘッダーとサハ57 402。

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 ここのところすっかりハマっているGM板キットの旧国製作、スカ色クモハ53やクハ47等をつくり、次はクモハ52を手がけているはずでしたが……震災後は方針転換で復興を願い73系三段窓車をつくったのは既にアップした通りです。そこで、スカ色と葡萄色が揃えば次は「みすずかる」という枕詞がふさわしい雰囲気の大糸線スカイブルー旧国を作ってみたいなぁ~と思いまして (何という日和見……^^;)、シコシコと組立作業を進めてみました。そういえば大糸線製作にあたっては、昨年KATOの長野色115系3連を購入して以来「旧国を一緒に並べてみたいものだ」という欲求もありましたし、長年ネットにてお世話になっております「165系アルプス」様から「スカ色旧国を作られたあとはこんなの如何ですか?」ということで頂いたクモハ40半流の画像に思わずブッと鼻血が出そうな興奮を覚えたこともあり……。大糸線の旧国そのものは、残念ながら個人的に付き合いが生まれる前に廃車となってしまいましたが (小5の頃のことゆえ遠出出来ず、RF誌でその悲報を知るのみ)、美しき安曇野の風景を釣掛サウンドも高らかに駆け抜ける旧国の6連の記録を雑誌やネットで目にする度に、あと数年早く生まれていれば!という思いとともに、見果てぬ憧憬が脳裏を駆け巡ります……。
 では具体的に何を作るか?ですが……大糸線の旧国は意外と曲者が多く、単純にGMの板キットを組むだけでは再現出来ない車両が多数……。とくにクモハ40・41の半流は、運転席直後の2枚窓を再現するのがややこしく、切り接ぎ工程が複雑になるため結局今回はパス (^^;)。結構数が多いクハ68はクロハ59改造車によって占められていたようで、これまた余りにも複雑怪奇な切り接ぎのためパス (汗)。クハ55もサハ57の妻面のまま運転席を設けた車両をつくりたいのですが、GM板キットにその顔は付属していないため諦め……。というわけで、無難に製作出来る上記車両をチョイス (^^;)。そして多少キワモノ路線を盛り込もうということで、ウインドシルヘッダーがないクモハ54 005と、サロハ56格下げ車につきクハ55とサハ45の板キットから割と簡単に切り接ぎ生成可能なサハ57 402を作ってみることにしました。(※画像の台車は全て仮台車です)
 こんな感じで順調に (?) 作業が進みつつあったところ、ネットにてとんでもないニュースが……。何と!静岡ホビーショウにて鉄コレが戦前型旧国ワールドに手を出すことを発表し、その第一弾として大糸線のクモハ43 800とクハ68 (クロハ59改造) を発売するというではありませんか!! いや~、これは超!嬉しい反面、発売よりも先にGMの方を完成させてしまわなければ製作意欲が薄れてしまうという焦りが……(笑)。出来れば今後鉄コレにおかれては、GM板キットではなかなか再現しづらい車両を中心にリリースして頂きたいものです。クロハ59出自の車両然り、クモハ40・41半流然り、クモハ43 810及びクモハ53 008といった普通屋根化第3次流電然り、モハ43を4扉化したクモハ31然り……(→阪和・片町線ファン狂喜?)。