周知の通りJRWはこの春から山陰線京都口・福知山線用の特急車として287系を導入しましたが、まだまだ今後時間をかけて増備されることから、485系改造183系の最後の活躍はあともうしばらく見られるようです。とはいえ、特に老朽化した183系をなるべく早めに引退させたいという意図ゆえでしょうか、287系の当面の所定数が揃うまでのつなぎ措置として日根野の国鉄色381系が抜擢され、とりあえず時刻表上でグリーン表示がない列車に充当されて来ました。
これまで長らく国鉄色381系といえば、普段は「はんわライナー」用として朝晩申し訳程度に走るばかりであったように記憶しているのですが、久々に堂々特急としての姿と走りを魅せたということで、まさに奇跡の (?) 抜擢劇と言えましょう。しかしそれも残すところあと1週間少々……。
とは言うものの、今回関西出張ついで鉄をするにあたって、私鉄中型車を基本テーマとしたばかりに、そんなことはすっかり忘れていた私 (^^;)。新幹線に乗って帰る前にふと「そうだ、大阪駅を見ておこう」と出来心を起こし、大阪駅9番ホームにて8番線に到着する223系を撮影したがために、11番ホームの撮り鉄濃度の高さに気づきまして、「これは何か変わった列車でも来るのか……? ああそうだ!もうすぐ『こうのとり』が381系か183系の国鉄特急色で来るのかも知れない!」と思い出した次第です (^^;)。そこで「こうのとり20号」の到着を待つこと数分……。信号トラブルのため遅れていた「サンダーバード」と並んだのち、ひとしきり11番ホームは数人の撮り鉄で撮影会状態となったのでした (笑)。最後のシメは発車シーンのズーム流し! 特急シンボルマーク&HMを画面上で完全にピタリと静止させることは出来ませんでしたが 、とりあえず最後に偶然このようなシーンを撮影出来ただけでも有り難いと思わなければならないでしょうね~。