
復旧へ向けて着実に歩みを進めているひたちなか海浜鉄道はこのたび、6月25日 (予定) を以て中根~那珂湊間を仮復旧させる旨を発表しましたが、N本旅行とタイアップして復活1往復目に乗車するツアーへの参加者を募集するなど、単なる仮復旧には済ませない様々なアピールで地元利用客を再び鉄道に注目させ、かつファンを楽しませようという「勢い」が感じられます。もっとも、谷戸の田んぼの片隅にポツンと位置する中根まで往復したところで、代行バスを上回る日常的な利用客がいるとはとても思えないのも事実。そこで勘繰ってみますと……恐らくこの仮復旧の最大の目的は、申し訳程度に営業運転を行うことではなく、さらにその先の金上または勝田まで回送列車を走らせ、土を新たに盛り直した築堤区間の地固めをすることにあるのでしょう (あくまで推測ですので悪しからず)。

それにしても思い出されるのは、大震災が発生した14時46分に中根駅にいたというキハ205の強運ぶり! 中根駅の那珂湊方でも線路が激しく損傷したため、キハ205がただちに那珂湊まで戻ることは叶わず、しばらく中根駅に留置されたままの状態の画像をネット上でも見かけたものですが、もし溜め池脇の築堤区間を通過する時刻が僅かに遅ければ……今頃はキハ205が横転・大破した悲しい光景を見ることになっていたことでしょう……。しかし結果的にそうならず、去る5月1日の那珂湊イベントで眼にしたのは、無事中根から帰還して通常通りに元気な姿を披露したキハ205の入換風景……(*^O^*)。嗚呼!こうしてキハ205がゆっくり力強く動く姿を眺めるのは何と幸せなことなのでしょうか!!
約1ヶ月後、あの美しい風景にDCの唸りが戻って来るにあたり、その処女列車の任にキハ205が当たるのかどうかは全く予想もつきません (とゆーか、撮り鉄殺到で大変なことになりそうな……滝汗。翌日以降の方が落ち着いていて良いのかも ^^;)。それでも、今後もキハ205は「奇跡の生還と復活のシンボル」として引き続き地道な活躍を続けてくれるのだろう……と、遠く神奈川県から期待したいものです。