いつも当ブログをお楽しみ頂きありがとうございます m(_ _)m
このたび当ブログは250万アクセスの大台に達しましたが、ネット上には星の数ほどHPやブログがある中、当ブログがかくも気の遠くなるようなアクセスを数えるに至り、私自身も何のかの言って多忙だからと放り出さずにしぶとく更新を続けているのは、単なる画像付き備忘録に過ぎない内容でありながらもお楽しみ頂いている方々が多数おられるからこそであろうと存じます。今後も、多忙や旅行による一時的な更新休止は時折あるかも知れませんが、とりあえず鉄道趣味を続ける限り多分ダラダラと更新して行くかも……ですので、適宜ご笑覧頂ければ幸いです。
しかし……これまでキリの良いアクセス数に達する度に小出しにして来た懐かし画像も、フィルムスキャナが壊れて久しく、かつスキャンをするヒマもないことから (→フィルムはどんどん劣化しますので、デジタル化した方がバックアップ面でも利用面でも有効性が高いことは最早百も承知なのですが……^^;)、とりあえず先日撮影した琴電画像のうち、とりわけ懐かし的要素が強いものを代わりにアップします。というわけで、元京急600形改め1070形!!
かつて京急の快速特急 (「快特」ではありません) の大部分が1000形で運用され、2000形登場の気配が全く感じられなかった頃、大きな二段窓がズラリと並んだ600形がたまにやって来る度に、幼稚園児~小学校低学年だった私は心の底から狂喜したものですが (笑)、そんな600形が初代700形として製造されて以来今年で何と55年……! 琴電に移籍して1070形となった車両が製造されてからも54年であり、琴電入線からもはや27年を経て、ちょうど京急と琴電での年月が半々となりました。そしてコンセプト的にも世代的にも、ちょうど昭和30年代日車ロマンスカー群と近似ということで……出来の良さからこれまで長寿を保って来たものの、ここに来て長電2000系が引退を迎えているのと同様に、いつ1070形が廃車となってもおかしくないように思われます。
実際1070形は近年の1200形大量導入をきっかけに御隠居気味となって久しく、ごくたまに日中運用に入ると言われるほかは、基本的にラッシュ時の高松築港~仏生山~一宮間を往復するのみとなっています。そんな使われ方が逆に延命に作用しているのでしょうか、今回の訪問時も当たり前のように3本中2本が運用に入り、初夏の澄み切った朝の光を浴びながら甲高いモーター音を響かせているという光景は、京急ファンのはしくれとして眼福の限りを尽くしていました……(*^O^*)。嗚呼……1070形が動いているのを眺める度に、遠路はるばる琴電のラッシュアワーを訪ねて良かった!!と心の底から思います……。
そんな1070形、基本的にラッシュ時限定となって以来しばらく、1070形のみの4連で仏生山or一宮~高松築港間を2往復 (休日運休スジ) するという非常に分かりやすい運用に入っていたものです。このスジは別名「次の廃車候補スジ」とも呼ばれ (私だけ? ^^;)、1070形が運用される前は1010形 (琴電オリジナルロマンスカー) と8000形 (もと豊川鉄道) の4連が運用されるという超特選スジでもありました。しかし最近はそんなパターンも崩れ、1070形は他の形式と組んで現れることがもっぱらのようです。そして、ラッシュ終了後仏生山での1070形入庫を容易にするべく、1070形は高松築港方に連結される気配が強いようです (今回の訪問時もそうでした)。1070形が何らかの原因で琴平方の連結となり、仏生山で築港方2両を切り落としたのちそのまま琴平行となる運用に入ってくれればと思うのですが……。でも考えてもみれば、片原町で一気に客を吐き出すことが、琴平・長尾線入り乱れたラッシュ時過密運転をこなすキモであると思われることから、それに不向きな2扉車・1070形は自ずと築港方連結として、琴平方には1200形を組ませようという判断なのかも知れません。
何はともあれ、今や走っていること自体が最高に貴重であることは間違いない1070形ですので、なるべく早めに平日再訪の機会を設けたいものです……。