地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

メトロ半蔵門8000系・消えゆくチョッパ車

2012-04-12 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 昨日は銀座線の新1000系が目出度く営業運転を始めたようですが、本日以降当分のあいだの運行スケジュールを公式HPにて逐一公表するとは、メトロの気合いを見せつけられるようで誠に恐れ入ったのひとことです。いずれ大部分の電車が新1000系になる頃には、恐らく日常風景の一部と化した黄色い電車に強い興趣を抱くことはなくなって行くことでしょうが……(^^;)。
 こんな感じで、決してキライではなく、むしろ日常的に大いにお世話になっており好感を抱いているにもかかわらず、趣味的な対象としては後手後手に回っている車両の存在……非常にしばしばありがちですよね? (^^;) 個人的には、銀座線の混雑緩和路線として建設された半蔵門線の主力であるメトロ8000こそ、まさにそんな車両ではないか?!ということに気づきました (滝汗)。と申しますのも、当ブログへの出演回数がごく僅かで、メトロ+都営統合問題にからんでアップした画像が1枚、そして東急8614Fや旧デヤと並んだ画像が1枚あるのみだからです。したがって、単独で記事を立てた回数はゼロ! (^_^;)。メトロ8000系はいつも半蔵門・田都で乗っており、沿線で東急8500系を待ち構えている間もメトロ8000系が来れば必ず撮るようにはしているのですが (08系の如き○ソ電車は電池のムダですので撮らねー。悔しかったら椅子の座り心地を向上せい!)、何のかの言って撮り貯めるだけでレタッチ→アップするタイミングを逃していました……。 



 しかし、先日某社運転士・スパイダー様邸にて開催されたたこやきの宴にて、あまのじゃく様が酒のつまみのお笑いネタとして持参された営団地下鉄の古いパンフレットを拝見して絶句……。半蔵門線は周知の通り渋谷~青山一丁目~永田町と少しずつ開業していった当初、自社車両を持たず東急8500系のみで運行されていたものですが、その結果、半蔵門線の青山一丁目開業(永田町だったっけ? ^^;)を記念するパンフレットに描かれている「将来の新車」8000系は実物と異なる点が多々あり、その最たる点として……側面が何と千代田6000・有楽町7000系と同じ田の字窓になっているではありませんか!! いや~~、洗練された前面と、イマイチ垢抜けない印象の田の字窓側面との、何とも曰く言い難いミスマッチに逆に激しく興奮しまくり♪ あと、パンフレットに挿絵的に用いられている、如何にも○ャンディーズの時代から80年代の「○リッ子」「おニャ○子」へとつながって行くファッションのコッテコテさにニヤニヤ (笑)。いやはや70年代末って、洗練とイモ臭さが何とも絶妙に混在していたのだなぁ~ということを、半蔵門8000系の構想図とギャルファッションの両方を載せた営団パンフレットから感じたのでした (^^;)。
 そんなメトロ8000系、千代田・有楽町で採用されて技術的に安定期に入っていた(?)電機子チョッパを採用し、日々ダブルパンタ電動車に乗る度に「プゥィィ~ン」というチョッパ作動音を高らかに響かせまくっているのを楽しんで来たものですが、今や新造から20~30年を経てVVVF化が急速に進行中であり、最近は電機子チョッパ車に当たる機会もだいぶ減ってしまいました。今のところ、VVVF化未施工車が千代田・有楽町と同様にインドネシアに行くという話は聞いたことがなく(もし行ったら同窓会的状況がますますスゴいことに……?)、このままの勢いで全車VVVF化となりそうですが、千代田線で今や風前の灯火となり、半蔵門線でも遭遇機会がかなり減った電機子チョッパ音を楽しむのであれば、まさに今は最後の旬と言えるのかも知れません。