
久しく待たれていた相鉄7000系の事実上のN模型として鉄コレが発売されて以来、早いもので20日少々が過ぎました。先月20日の先行販売はベトナム撮り鉄訪問のため逃さざるを得なかった私も、去る7日の主要駅発売開始にあたっては、わざわざ初電が走り始める前の早朝から某駅に並んで目出度くゲットォォォ! (*^^*)
しかしそもそも、どうしても欲しい客層は既に先行販売に集中するのが常。ネットを見ておりますと、先行販売でも余ったらしいことから、「なるほど……さすが地元ファン以外には余り注目されない相鉄らしい売れ行きだな」と想像がつくわけで、初電前から並ぶなどというムリをする必要は明らかにないはずです。とはいえ「万が一」ということに加え、並んで買うという儀式を経ることこそ我が心の相鉄7000に対する忠義の表現であろうと考え、底冷えしまくりな夜明け前の道を歩いていったという次第です (笑)。発売開始の朝7時まで約2時間並ぶのは、こりゃ寒くてツラいな……とも思ったのですが、駅員氏のご配慮で早めに「Greenぽけっと」の中に入れて下さり、椅子までご用意して下さったため(ありがとうございました!)、何のかの言って超楽勝な早朝出動となったのも良い思い出です。なお、発売開始時点で並んでいたのは10名程度で、超速攻でループ購入可能でした (^^;)。やっぱ過去最凶の鉄コレ購入合戦は、極寒の多摩動物公園をおいて他にありますまい。

というわけで無事購入できた鉄コレ相鉄7000系、帰宅後さっそく箱から取り出してみたところ……繊細なモールドにより相鉄7000系の雰囲気が絶妙に再現されているのは見事としか言い様がありません♪ さすがトミーテック、金型づくりには一切妥協なし!といったところでしょうか。前面や側面の窓パーツもシャープで、他のたまにある窓パーツがゴタゴタな製品とは雲泥の差です。さらに、ディスクブレーキ台車も実に絶妙な造形につき、そのまま一部の車両が近似の台車を履いている相鉄6000系の鉄コレに流用したいほど……(^^;)。
しかーし! そんな期待通りの傑作と思われた今回の一品も、唯一最大の致命傷が……。何と、モハ7100において非常に顕著な現象として、アルミ色の吹き方が全然足りないためにプラスチック下地の白が半分スケスケになっている個体が少なくない……(-_-;;メ)。私が購入した個体では約半分で「こりゃぁ~ないよな」と思えるほどであり、うち1個に至っては片方の側面の約半分が限りなく白に近いという……(怒)。さすがキタイスキーの目は巨大な節穴です……。
そこで一思案した結果、モハ7100の塗りが明らかに不完全な個体は、例によって構想しているフリーランス妄想車両 (笑) の種車とすることに決し、辛うじてまともな個体を選んでN化作業を進め、6畳間の即席レイアウトに適した6連を組んでみることにしました。具体的な作業メニューは、まず同梱の車番を貼り、種別・行先・運番幕にはマイクロ新6000系のステッカーを貼り(マイクロの方が印刷がシャープなため)、Tcには同梱のアンテナを装着し、最後の仕上げとして半光沢を吹いて再び組み上げるというものですが、とにかく鉄コレ相鉄7000系は各パーツのモールドと噛み合わせが素晴らしく、解体も組み直しもストレスなく進めることが出来ますので、返す返すもアルミ色の吹き足りなさは勿体ないのひとことです……(-o-;;)。
なお、中間に封じ込めるクハ7500は、5000系さよなら撮影会の際に白日の下に晒された幌つきマスクにインスパイアされまして、GMの幌パーツを貼り付けてみました (^^;)。但し、鉄コレ本体の渡り板とモロに抵触しますので、渡り板をデザインナイフで切除しております。こんな妄想に浸ろうという方は他にいらっしゃらないかと存じますが、もし同様の小細工をされる場合は自己責任でお願い致します。
う~む、今回の7000系鉄コレの出来は、塗りの薄さを除けば個人的にサイコー!ですので、是非今度は2100系(とくに田の字窓初期車)や5100系を!と思うのですが、7000系も旧6000系旧塗装と同じく当分売り切れなさそうな気配が漂っていますので、果たして何時になることやら。相鉄ファンにとっては、何時でも買い増すことが出来るメリットがある反面、なかなか次回作が出ないというのもやきもきするものです。拙ブログの記事で興味を持たれた方、是非お求めを!(汗)