地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急9000系のありふれた午後 (12年4月)

2012-05-01 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 先日、東急公式HPにて池上線90周年記念に関する告知がなされ、7910Fの赤帯外し姿もまさにその一環であることが明らかになりました。他にもHMつき編成が登場するようですし、これからしばらくの間、東急をめぐる趣味的注目は池上線に集中することになりそうですね~。
 しかし一方、渋谷ヒカリエの開業に象徴されるように、渋谷駅東口の大改造計画はまさに大詰め。その当面の最終的な到達点は恐らく東急東横店の全面改築ということになるでしょうが(何せ現在の東急東横店は、幾度も改装を重ねているとはいえ、明らかに戦前の建築物ですから……)、その前提として東横線も地下に潜って副都心線に直通しなければなりません。ついにその日まで1年を切り、メトロ7000系の東横線日中試運転も順調に進んでいますが、逆に副都心線直通に伴って消えて行く運命の9000系もいよいよ注目せずにはいられません。



 というわけで、先日メトロ7000系やY500系ベイスターズ号を撮影した際には、9000系がやって来る都度ぬかりなく記録に励んだ次第です♪ 季節感はまるでないカットばかりですが (^^;)、車体への陽の当たり方が最早冬ではなく、かといって夏の湿気を帯びた雰囲気でもないことから、これは春に撮りたてホヤホヤであることを感じ取って頂ければ幸いです (笑)。
 東横線9000系は、最近5175Fや4000番台が相次いで営業運転に入ったことから、9013Fが離脱して大井町線転属・中間3両廃車というお決まりのコースをたどり、残すところあと6編成となってしまいましたので、日中沿線で待っている際には3編成が運用に入っていればまぁ「当たり」と言え、4編成が入っていれば「ラッキー!」といったところでしょうが、見方を変えれば既にそこまで減ってしまったということで……。すっかり流線型の「走るんです」に占拠されてしまった東横線において、切妻ボディの立場はますます狭められてしまいました (T_T)。今後は、5050系の改造進展に伴い予備車が十分確保されれば、ある日突然9000系がゴッソリと消え、日中0~1運用のみということにもなりかねませんので、副都心線直通=9000系東横線撤退まであと約10ヶ月という発想は悠長に過ぎるだろうと思うわけでして、改めて気分を引き締めて記録と乗車の機会を探りたいと思う今日この頃です。