広瀬川原イベント当日の午前中、沿線でまったりと撮り鉄した際には、当たり前過ぎることかも知れませんが、元都営三田線6000系あらため5000系もやって来ました。しかも、5004Fの踏切事故のため現在稼働可能な3編成のうち2編成も! この確率はかなり高い……。
都営三田線6000系そのものは、東武東上線との直通を考慮して、8000系のステンレスカー版とも言うべき風貌と、ソツなく走る安定した性能を持つのは周知の事実。しかし、如何せんどの路線とも直通していなかった三田線時代の存在感は利用者以外にとって地味過ぎましたし(私はたまに利用していましたので、トンネル内のワイルドな走行音が未だに鮮烈な印象として残っています)、秩父で同僚として活躍する他の車両がズバ抜けて魅力的であることから、「どちらかというと来るとハズレ」な雰囲気が漂う不幸な車両だ……と思うのは私だけでしょうか? (^^;;) というわけで、過去の秩父鉄道訪問においては5000系が来ると「ちぇっ……」とつぶやくことが多々あったものです (汗)。
しかし最近は、インドネシアに毎年通って都営6000系の七変化ぶり、そして投石を食らってコルゲート面が結構デコボコになっているのを目にするにつけ、秩父5000系を見る視点が変わってきました。何と申しますかその……全くベコベコしておらず、全てが直線的に見えて美しい……!! そして、帯色も頑なに三田線時代のそれを踏襲し続けており、インドネシアの帯色が既に何種類も登場していることと比較しますと、まさに動態保存そのものとしか言い様がありません (*^^*)。というわけで、5000系を撮影する際の気構えは以前と比べて確実に盛り上がります♪
今後は、広瀬川原で展示されたマルタイが7000・7500系と同じエメグリ帯(しかも正面はグラデ帯という凝りよう)に変わったことに鑑み、果たして5000系の帯色がエメグリに変わるのかどうか……個人的に秘かに注目しているところです (そんなの私だけかも ^^;)。いっぽう、かねてから無架線地帯で都営三田線時代の姿のまま放置されていた部品取り廃車体が、C58の普段のねぐらと同じ検修庫内に取り込まれ(↓からご覧下さい)、何やらキレイに磨かれつつあるようなのですが……これってもしやして、方向転換や部品の切った貼ったを通じ、デハ5004・2代目を用意するということなのでしょうか?? 5004Fの残りの2両はさらにその横に収納されており、今のところ部品取り廃車の気配はありませんので……。熊本電鉄やインドネシアあたりがデハ5104・クハ5204の部品を欲しがっているのではないかとも思われますが、やはり秩父鉄道としては手持ち部品を活かして復活できるものは復活させようと考えているのかも知れません。あるいは、そのまま部品取り廃車となるかも知れませんが (汗)、ともあれ今後の動向に大いに注目したいところです。
広瀬川原イベント時にシャッターが開いていたからこそ撮影出来た貴重な画像。非常に暗いですが、EOS 5D MⅡを用いて手持ち撮影しております。全く本題から外れますが、今度はオレンジのスイッチャーをクラの外で拝みたいものですね……。