秩父鉄道7500系の今のところの最新編成である7506Fが恩田を後にしてから間もなく4ヶ月。そろそろ次の種車である8089Fを7707Fへと改造する作業がそれなりに進み、建屋の外に出て来る頃合いだろうかと思いまして、一昨日の夕方仕事(天気の良い休日だというのに……)を終えたのち少々恩田に寄り道してみました。夕方に中途半端な空き時間が生じた際にもフツーに撮影しようと思えるようになったのは、日の長い季節ならではでしょうか。思い出してもみれば、そもそも恩田訪問自体が多忙と花粉症シーズンのため大分御無沙汰になってしまったなぁ……と。
というわけで、長津田駅から恩田の里をのんびりと歩いて、恒例の高台に上ってみますと、あれれ……パッと見では全然改造している雰囲気が感じられないとは一体……。それもそのはず、屋外に放置されているのは、秩父譲渡にあたって必ず余る中間車2両=デハ8290とデハ8490だったのです (形式名と車号が一致 ^^;)。
う~む、改造中の車両の様子を眺めるという点では空振りになってしまいましたが (日曜日につき建屋のシャッターが閉まっている可能性が高い以上仕方がありません ^^;)、何気にレアな光景であることには違いなく、ちょっとおトクな気分になったのも確かです。と申しますのも、通例では余剰となった8290・8490はテクノシステム側に移動することはなく、工場本屋に取り込まれて部品を取られたのち車体が搬出されて廃車という運命をたどりますので……。屋根を洗浄した上でテクノ側に留置するということ自体、別に何かしらの意図・目的があるのではないかと勘繰らずにはいられません。
そこで、もしやこの2両を別目的で改造?!などという妄想も抱かなくもないのですが、1両だけで完結しやすいデハ8490を使って両運転台の車両を作るとか、あるいはデハ8290を電装解除してTc-Mcの2連とするとか……。とはいえ、デハ8490のパンタのアーム部分がかなり無造作に撤去されていることを考えますと、別に改造などという大それたものではなく、広瀬川原の部品取り用廃車体コレクションの一員に加えるべく (今や7000系よりも7500系の方が全然多くなってしまいましたので、当然そのような判断が有り得るでしょう)、7707Fの改造終了を待っているだけなのかも知れません。それでも、広瀬川原の廃車体となった8500系中間車が恩田を後にする際には、屋根をこれほどピカピカにはしていなかったはずですので、やはり別の目的があるのでは?と思いたくなるものです (^^;)。真相は如何に?!