地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道の熱い初夏2012 (3) 青1001F

2012-05-27 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 早いもので広瀬川原イベントから一週間が過ぎましたが、当日撮影したカットはてんこ盛り。その中でもひときわ気合いが入っていたのは、熊谷から広瀬川原行の来客輸送列車に切り替わるスジに入った1000系の撮影です。……と申し上げたいところですが、その撮影は実はギャンブルにハズレた気分であったのでした (汗)。
 これまでの広瀬川原イベントの通例からして(そして今回も)、電車三並び展示コーナーに来る編成は、来客輸送臨時列車として広瀬川原に到着した順に北側から並べられることになっていますが、今回の主役、すなわちセンターを得るべき(●KB総選挙かよ……^^;)存在は、どう考えてもこの日を最後に引退する小豆1002Fであろうと思われたことから、多分小豆は羽生まで定期列車で一往復したあと広瀬川原行になるスジに入るのだろうと信じて疑わずに高崎線の客となったのでした。ところが熊谷に着いてみるとあらびっくり、小豆1002Fは下り本線隣の、順光では全然撮影出来ない位置に留置されているではありませんか……(-_-;)。


 
 そこで、恐らくは熊谷発の広瀬川原行に入ることが予想されたのですが、「いや、それでは主役として相応しくない位置での展示となってしまう。それに、熊谷→広瀬川原間の運転に限るのであれば、短い区間にヲタが殺到してしまい落ち着いて撮影出来ず、そんな中に紛れ込むとすればしみじみとラスト走行を撮影したいという願望に反することになる。恐らく影森から来た羽生行は、今日に限って熊谷で車両交換するのかも知れない……。あるいは、もし1002Fがセンターを占めないとしても、折角塗られた秩父旧塗装2種が並びうるのも今日が最後である以上、影森から来るのはチョコバナナ1007Fに違いない。普段ならもちろん国鉄色も大歓迎だけど、今日は折角のCTKな一日なのだから、並べられる3編成中2編成が国鉄色というのは考えにくい」という計算(とゆーか根拠なき空想)を瞬時にしたのでした (爆)。というわけで、熊谷~羽生間で土日朝もそれなりに頻繁運転で(?)やって来るステンレスカー軍団を撮りまくりつつ、しっかりと露出とピントを合わせて待つことしばし。遠くから踏切が鳴って、ヘッドライトを輝かせてやって来たのは……1001Fぅぅぅぅ??? (滝汗) かつて根岸線沿線に住み毎日103系非冷房車を見ていた者として、いつもなら青1001Fが来ようものなら超小躍り状態となる私ですが (笑)、この日に限っては脳裏で描いていた「美し過ぎるCTK物語」が瞬時に崩壊したショックから、私の脇で撮っていた方ともども「何で小豆でもチョコバナナでもなく青なんだよぉぉ~」と嘆いたのでした (^^;;)。
 その後は、熊谷→広瀬川原行を前パン側で撮ろうとしたものの、既に初夏ということで午前10時過ぎでは未だデハ1001側の顔は順光になりません (冷汗)。というわけで、すっかり気が抜けていたこともあり、辛うじて僅かに顔の一部にも陽が当たっているクハ1201側を先頭に後追い撮影した次第です。
 こんな感じで「1001Fが来たために空振りに終わった」撮影も、考えてもみればそんな恨み言は何とも贅沢過ぎて罰が当たりそうな話。1002Fの脱落で、残る1000系はもう4本しかないのですから……今後はこれまで通り、1001Fが登場すれば感涙に咽び泣くことになるはずです (笑)。