
この春発売された鉄コレ15弾は大人気のようで、とくに人気の高い路線については晒し売りの店を訪れても払底の観があります。まぁレールバス1両で完結する商品構成でしたら、国鉄型や貨物列車の長大編成の脇にちょこっと置いても良いでしょうし、超小規模なジオラマにも合うことでしょう。これに対して……14弾は余り人気がないらしい (-_-;)。電化私鉄向け運輸省規格型ヲタにとっては最高にたまらないラインナップであるはずですが、最早14弾の車両が活躍していた時代も遥か遠くに過ぎ去ってしまったということなのでしょうか。あるいは、14弾実車の現役当時は今ほどローカル私鉄という存在が趣味的に注目されておらず(とゆーか、巡礼して回るたびにヲタは他に誰もおらずサイコーでした☆)、そもそもリアルな記憶に留めている層が非常に少ない可能性もあります。いかん……このままでは○ミー○ック様におかれては「なぁんだ、《国鉄・JRにおける長距離列車・国鉄型車両の退潮とともに私鉄の古い車両やローカル線人気が加速する時代 (=1990年代半ば以降?) 》よりも前に引退した私鉄電車は、鉄コレにしても売れないじゃん」と経営判断してしまうのではないか……と激しく危惧するものであります。運輸省規格型中型車の真打ちである秩父100系をオープンパッケージで何としても出して欲しいという期待も水泡に帰してしまうではないですか……。小田急1900・京急420・東急3700・阪急700・京阪1300・西鉄300……控えている存在は他にも多々あるわけで。

というわけで、真性の運輸省規格型ヲタ(笑)としては、何とか消費に貢献しなければなりません (^^;)。と申しますか、そもそも第14弾は各社それぞれに妄想長大編成を実現するため4箱もゲットしており、さらに晒し売りの増備を通じて、いくつかの車種については更なる長大化orフリーランス化のためのストックを蓄えております (大井川のクハ861は計7両になり、C11に水色の長大編成を牽かせるのもいとをかし。爆)。そこで、先日は名古屋に出向いた際に久しぶりに名鉄も大いに楽しんだことから、AL車に乗りたくて乗りたくて仕方がなかった中坊の頃の熱いハートが蘇りまして(フツー同時代の若造ファンが夢中になる存在と言えば、国鉄末期のネームド・トレインでしょうに……)、勢いで鉄コレ大井川3800系・豊鉄1720形の一部フリーランス化種車を名鉄3800系に改装することにしました。
その第一陣として竣工したのが、大井川からの改装バージョン。原形マスク+ウインドシル無し車ということで、リトルジャパン謹製の『名鉄AL車製作資料』(確か3600か何かを買ったときの付録)をペラペラとめくって検討した結果、モ3830+ク2830とした次第です。具体的には、色を全て剥がしたのち、車体は西武レッドに塗り、アンチクライマーはタミヤ・エナメル塗料のミディアムグレイとし、屋根はタミヤのジャーマングレー(LJのキットではクレオスのレッドブラウンを塗るべしとされ、確かに昔の画像ではAL車の屋根色は赤みがかった濃いぃグレーであり、説明書の通りに塗っている作例を多数見かけますが、鉄粉汚れで倍加された赤茶色をそのまま屋根色として使うのは個人的には好きではなかったりします)、ベンチレータ・ヘッドライトと床下機器はGMのねずみ色1号としております。そして台車は、名鉄HL車を動力化した際に余剰となったグレーのD16に振り替えました(ホントはD18ですが、鉄コレのD18はグレーD16とほとんど変わらず ^^;)。
こんな感じで最後に組み上げたところ……ををっ美しい! 他の名鉄車両と並べても1980年代のアツい記憶が激しく蘇るぜ!!(*^O^*) ……とはいっても、貫通路の巨大逆三角形手すりは省略していますし(大井川では撤去)、ワンマン表示もそのままということで、あくまでも「タイプ」です(滝汗)。割と早い段階から末端線区をAL2連でワンマン化……という妄想設定で (^^;;;)。むしろ、今回の「タイプ」な一品を機に、これまで買い貯めたまま全く着手していないリトルジャパンのAL車キット製作を進めたい……とモチベーションを高めているところです。そんなヒマがあるのか?という問題もありますが……。

計28両 (爆)。マイクロがいもむしスカーレットを再生産するはこびですし(予約済♪)、これらをすべてこさえて大名鉄まつりを自室で開催したいのはやまやまですが……。