夢と感動の長電2000系D編成・須坂ファイナル撮影会は、しばしの薄曇り模様が再び青空となってド順光が期待出来る頃合いを見計らって、いよいよ超期待の第二部・OS10との並びシーンに突入しました! まずはD編成がOS11編成の長野方正面と揃う位置まで少々前進し、恐らく圧倒的多数の参加ファンにとっては最後となるであろうモーター音を微かに響かせたのち、簡単な会場整備を経ていよいよ撮影開始! 一人100円という、最高に貴重な機会にしては安すぎるとも思える入場料を払った後、ひとしきり線路上を歩いて行きますと……そこに展開しているのはまさに1980年代の長電・佳き時代の姿でした!! 長年ひたすら色褪せて行くのみで悲しい姿を晒していたOS11編成が、2000系D編成という至高の存在と並ぶだけで、これほどにも生気を吹き返したかのように見えるとは……(*^^*)。そして2000系D編成にとっても、須坂からの永遠の別れを目前にして、こうしてOS11と林檎並びを実現させたことは、またとない思い出の機会となった言えましょう……。しかも頭上には梅雨時とは思えない青空と白雲!!
嗚呼……青空と超順光に映える二本の林檎!! この光景こそ、栄えある名車・2000系の偉大なる歴史の有終の美を飾るものとして相応しく、長電にとっても究極の歴史的転換点のひとつとなったと言えるのではないでしょうか。OS11が長い眠りから覚めて営業運転に復帰する可能性についてにわかに盛り上がっているとされるだけに、現役を退く林檎が復活する林檎に熱くバトンを引き継ぐ儀式でもあるかのようです……。そんな歴史的瞬間・光景にこうして立ち会うことが出来たこと自体、私にとってはここしばらくの長電撮影をめぐる鬱屈(T6編成の90周年記念HM取付初日に気合いを入れて訪れたところ見事に空振り、そして多忙と骨折のため2000系引退劇にほとんど立ち会えなかったこと)を全て吹き飛ばす一大快事となったのでした(*^O^*)。
なお2000系D編成につきましては、撮影会第二部における感動のド順光シーンのみならず、午前中行われた運転室開放も最高に素晴らしい経験であったことを付け加えなければなりません。ファンや家族連れが列をなしているため、個人で運転室を占拠できるのは1分程度で、その間に手早く撮りたいカットを撮りつつ味わうべきものを味わう必要がありましたが、名車の運転席に座りマスコンを握ることが出来るとは……何という大盤振る舞いなのでしょう! 昼時に合わせて発売された会場限定販売・鶏の照り焼き弁当を2000系の車内で味わうことが出来たのも、何とも粋なサービスの一言に尽きます。こんな感じで、2000系D編成・須坂での最後のひとときを体感し尽くすイベント……本当に訪れた甲斐がありました♪♪ 企画立案及び運営に当たられた長電関係者の皆様に、この場ながら心より御礼申し上げたく存じます m(_ _)m
広告が外された美しい車内で「おぎのや」謹製・会場限定弁当を食す至福……。
いよいよ運転室へ! この空間を独り占めして良いなんて……!
神聖不可侵な運転席に座る……。フルサイズ画角24mmを準備して良かった♪
自分の腕でマスコンを握り記念写真! まさに夢としか言い様が……。